抗体 検査 コロナ。 コロナ「抗体検査」の効果と限界を医療統計の視点で解説 WEDGE Infinity(ウェッジ)

抗体検査とは何?結果で何が分かるの?!その方法・効果は?【新型コロナ用語集】

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生活・暮らし 2020. 10 2020. 16 namaradaisuki コロナ抗体検査キットはいつから日本で導入? 費用や精度なども調査 世界中で新型コロナウィルスが猛威を振るっていますね。 日本でも、オリンピックの延期が決定した直後から、感染者数の増加が加速しています。 そしていよいよ日本でも、 非常事態宣言が発令されるという事態に陥ってしまいました。 緊急事態宣言の発令は、感染者数の増加を抑え、 医療崩壊を防ぐのが目的です。 しかし、日本での検査数が少ないという非難を浴びており、検査数も倍増させるそうですね。 そうなると、必然的に感染者数は増加し、かえって医療崩壊を招きかねません。 それを回避するために期待されているのが、新型コロナウィルスの 抗体検査キットの導入です。 そこで今回は、抗体検査キットがいつから日本で導入されるのか? そして、その費用や精度などについて調べていきたいと思います。 もくじ• PCR検査と抗体検査の違い 政府が倍増させようとしているのが PCR検査です。 新型コロナウィルスの感染を確認する方法として使用されていますね。 それに対して、 抗体検査は、 過去に感染したことがあるのかを調べることが出来ます。 それぞれの検査には、その目的や方法が全く異なるので、簡単に紹介しますね。 PCR検査 PCR検査は、検査時点において、体内にウィルスが存在しているかを調べることが出来ます。 しかし、その方法は難しく、医療従事者の技術力にも左右されてしまいます。 検体の採取 検体の一般的な採取方法は、鼻の中に綿棒などを入れ、鼻の奥から鼻咽頭ぬぐい液(検体)を採取します。 かなり高度な技術を必要としており、 専門の研修を受けた医療従事者のみが検体の採取を行うことが出来ます。 それがゆえに、採取側の経験や技術力で大きな差が生じる可能性もあります。 そして危険なのが、採取する際に被験者がくしゃみなどをしてしまい、医療従事者が 飛沫感染する恐れもあります。 感染者の多い国では、検査数を増加させるために、ドライブスルー方式の流れ作業によって、かえって感染を拡大させてしまったとも言われていますよね。 そのため、単に検査数を増やすということは簡単ではなく、 高い技術力を持つ医療従事者が必要になるということです。 検査数を増加させるということは、その医療従事医者の感染リスクも高めてしまい、結局は人員不足に陥る可能性が高いですよね。 また、周囲への感染を拡大させないためにも、感染防止がしっかりと整っている施設が必要となります。 それらのことを踏まえると、ドライブスルー方式は、あまりにも安易な方法なのではないでしょうか。 検査方法 次に、採取した検体をPCR検査します。 これも高い技術を要する検査方法で、適切な設備や器材、 正しい技術をもった専門家が必要とされています。 それらの差で、検査結果にも誤差が生じることがあります。 また、PCR検査での結果が判明するまでには、 数時間を要してしまいます。 その検査結果を待たずに、待機要請を振り切って、被験者が移動してしまう例もありましたよね。 そして、PCR検査の精度は比較的高いとされていますが、 偽陽性(本来陰性なのに陽性と判定)や偽陰性(本来陽性なのに陰性と判定)が生じてしまうことも事実です。 しかも、その検査数が増えれば増えるほど、偽陽性や偽陰性の割合も増えてしまいます。 それを防ぐために、CT検査などとあわせて判定しています。 政府はその検査数のキャパだけを発表していますが、同じPCR検査でも、その内容には かなりの差があるということは説明していません。 結局は、ここでもマンパワーが必要であり、安易に検査数を増やすということは、逆の効果をもたらすということも理解しておく必要があります。 抗体検査 その中身は全く異なりますが、抗体検査はPCR検査よりも 安全かつ容易に行うことが出来ます。 被験者は、自身で採血(血液1滴ていど)を行い、抗体検査キットに滴下したのちに、専用試薬を滴下します。 そして、 10分から15分で検査が終了し、自身の目で判定することになります。 つまりは、自己完結できるため、感染拡大の心配はありません。 しかし、抗体検査においても、素人が行うために、その精度には差が生じてしまいます。 とはいえ、これだけ簡潔に行える検査なので、日本でも早く導入してもらいたいですよね。 Sponsored Link 抗体検査キットの精度や費用は? 現在、世界中で抗体検査キットの開発が進んでいます。 すでに中国では抗体検査キットが完成しており、イギリスやスペインなどの国々が輸入しました。 しかし、その精度が あまりにもお粗末だったために、返品や返金にいたっています。 中国といえば、オランダやフィンランドに輸出したマスクにも欠陥があり、リコールとなりました。 マスクすら、ろくに作れないような技術力では、 精度の高い抗体検査キットなどは作れるはずがありません。 さらに、その費用も、 1,000円~1,500円程度に抑えたい考えです。 安価でかつ精度の高い抗体検査キットの早期の開発を期待しております。 日本での導入はいつ? 仮に海外で、精度の高い抗体検査キットの開発が成功したとしても、世界中での需要を考えると、早期に輸入できることは不可能ですよね。 そこで、日本国内でも、様々なグループが研究開発に取り組んでいます。 あるグループによれば、早ければ 4月中の完成を目指しているそうです。 そこから厚労省の審査を経て、増産体制に入り、国民に供給されるまでには、早くても半年くらいはかかるのではないでしょうか。 しかし、このような緊急事態のため、審査期間も短くなるのかもしれませんね。 先ほども触れたように、抗体検査キットを導入することで、新型コロナウィルスの抗体を持っているかどうかが分かります。 国民の中にどれくらいの割合で抗体を持っている人が存在するのか、また、地域性などを分析し、 経済活動や社会活動などに応用することが可能となります。 緊急事態宣言の対象地域の選定などにも役立ちますね。 そして、抗体を持っている人には、様々な活動を自粛をしてもらう必要がありません。 むしろ 感染リスクの高い場所で働いてもらうことも出来ます。 さらに、子供たちにとっては、一斉の臨時休校ということも無くなりますよね。 臨時休校は保護者の方にも大きな負担になるので、 大変ありがたいことだと思います。 PCR検査と併用することにより、新型コロナウィルスへの対応も強化され、大きな混乱も減らすことが出来ます。 なるべくなら、今すぐにでも導入してもらいたいところなのですが、今は期待して待つしかありません。 その頃には、 感染の拡大が収束してきているのが望ましいところなのですが・・・ Sponsored Link おわりに 政府や日本医師会も抗体検査キットの 早期の導入を望んでいます。 今後の医療崩壊を防ぐための大きな役割を果たしてくれることは間違いありません。 仮に今回の感染拡大が収束してきたとしても、第二波、第三波と感染の波は繰り返される可能性はあります。 その時までには開発が終了し、 十分な供給体制が整っているのではないでしょうか。 欲を言えば、さらに増産し、輸出できる規模にまで持っていってもらいたいですよね。 日本の高品質な抗体検査キットは、 世界からも信頼されているはずです。 落ち込んだ経済の回復には、日本の医療品を輸出することによって、大きな後押しとなるはずです。 最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました! オススメ記事: オススメ記事: オススメ記事:.

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コロナ「抗体検査」の効果と限界を医療統計の視点で解説 WEDGE Infinity(ウェッジ)

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最近よく耳にする「抗体」って、何でしょうか? 感染症の「抗体」を調べる意義とその課題についてお伝えします。 「抗体」とは? 「抗体」は、体内に入りこんだウイルスなどから体を守るために、体内で作られる物質のことです。 一度感染すると、体内に「抗体」が長く残ることがあります。 様々な感染症の調査で、過去に感染したかどうかを教えてくれるサインとしても、利用されています。 しかし、「新型コロナの抗体」を調べる標準的な手法はまだ確立されていません。 感染症の「抗体」を調べることは、何に役立つの? ある感染症の抗体を調べることには、次の二つの意義があります。 そこで、症状が出てから時間を置いたり、期間をあけて再度検査をする必要があります。 実は、感染症にかかったあとには たくさんの種類の抗体ができます。 しかし、 感染症の予防に働くものもあれば、予防に直接関係ないものもあります。 よって、どの「抗体」を調べているのかがわからないと、「予防する免疫」の有無も判断できないことになります。 「抗体」を持つことと、予防接種の関係は? 生まれて間もない赤ちゃんから乳幼児期までは、感染症に対する免疫力が強くありません。 しかし、大人になると、自然に感染して獲得した「抗体」を持つこともあれば、予防接種で獲得した「抗体」が残っていないこともあります。 そのため、血液をとって、ワクチンで予防できる感染症(麻疹(はしか)、風疹など)の「抗体検査」を行い、その結果をもとにワクチンを接種することがあります。 「新型コロナの予防のために」と乳幼児健診や予防接種を制限をすると、他の重要な病気の危険性にさらされるからです。 乳幼児健診や予防接種は、決められた月齢・年齢できちんと受けることが重要です。 なお、地域によって実施方法を変更していることがありますので、お住まいの地域の保健所や保健センターに確認してください。 (5月1日付) 新型コロナの「抗体」について では、 新型コロナの「抗体」はどうでしょうか。 これまでの感染症の常識から考えれば、新型コロナの「抗体」があれば、一定の間、新型コロナに感染しない可能性があるかもしれません。 しかし、新型コロナの「抗体」を持っていれば、 本当に再感染しないかどうかは、まだわかっていないのです。 「抗体」が どれくらい長持ちするかも明らかになっていません。 皆さんも、「自分が新型コロナの抗体を持っているか」調べてみたいかもしれません。 でも、 現時点では「抗体」の有無を、何かの証明に使うことは難しいのです。 国が承認した「抗体検査キット」はあるの? 日本では、今のところ、 国から正式な承認を受けた抗体検査キットはありません。 現在、研究用に開発された「抗体検査キット」が、複数のメーカーから販売されています。 しかし、メーカーによって、その正確さに違いがあることがわかっています。 ですので、まだ、医療や公衆衛生の現場で普及できる水準には達していないと考えられます。 最後に 「抗体検査キット」の結果だけで、何らかの判断をすることには危険を伴います。 これまで国が承認した、ほかの感染症の「抗体検査キット」でも、常に 100%正しい結果が判明するわけではありません。 過去に感染していたとしても、確実に「抗体」が見つかるとは限りません。 逆に、感染していない人に誤って「抗体あり」という結果を出すことも、ありえます。 そのため、医師は、「抗体検査キット」の限界を補うため、ほかの様々な情報と合わせて診療をしてきました。 どのような検査を、どのタイミングで組み合わせて使うか。 そして、どのように医療や公衆衛生の現場へ導入していくか。 検査を普及するまえに、まずは、こうした点をしっかり検討する必要があります。 今後も検討が続くので、落ち着いて、待ちましょう。 次回の記事では、もうすこし詳しく、国内の感染状況の調査や「抗体検査キット」の開発の現状を、お伝えします。

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新型コロナ 重要性増す「抗体検査」 市販品の精度に課題

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新型コロナウイルス感染症は、感染者・死亡者数の増加という公衆衛生への影響だけでなく、感染を食い止めるためのさまざまな措置が経済へ与える負の影響も大きな課題となっている。 アジア諸国よりも遅れて感染が発生した欧米諸国は、死亡者数などの指標ではアジアを上回っているが、そこでの議論も「感染拡大をどう抑制するか」から「感染の再燃を最小限にしつつ、どのような形で経済活動を再開していくか」に移りつつある。 あわせて、潜在的患者の存在も問題となる。 感染しても無症状のままの患者が存在すること クルーズ船でのデータからの推計では17. さらに、日本でも話題になっているようにPCR検査の件数は限られており、発症していても見逃しが発生しうる。 そのため、「検査されていない潜在的患者はどのくらいいるのか」を見積もることは、現状を把握するためにも、将来の戦略を設定するためにも重要である。 潜在的な患者を含めた状況の把握に有効なのが、今回紹介する抗体検査である。 抗体検査の有用性や、あちこちで行われた結果がすでに話題になっているケースもあるが、「ともかくPCRよりも正確な検査である」、「抗体検査で陽性ならば、もう感染しない」のような誤解も見られる。 この項では、抗体検査の役割と、さまざまな場での抗体検査の結果の解釈の仕方を考えていきたい。 2つの検査は、得意分野が全く異なる。 PCR検査は、のどや鼻の奥にいるウイルスそのもの(より正確には、ウイルスの遺伝子)を直接検出するものである。 感染初期 発症の前後)でも見つけられる反面、症状が治まってくればウイルスの量は減少してくるため、発症から数週間経てば検出できなくなる(注2)。 抗体検査は、ウイルスそのものではなく、ウイルスを退治するために体内で作られる武器 抗体 を血液の中から検出するものである。 抗体にはさまざまな種類があるが、最も早い抗体 IgM でも、作られるのは発症から4~5日後。 十分に検出されるようになるのは、発症から2週間後である。 新型コロナウイルス感染症に関しては、実際の検査で十分に陽性になるタイミングはどちらの抗体でも2~3週間程度かかることが報告されている。 抗体検査で「無敵のパスポート」が得られる? 抗体は、人体がもともと持っている異物を排除する=病気をやっつける機構、「免疫」のはたらきで作られるものである。 このことから、「抗体検査で陽性ならば、コロナウイルス感染症への免疫がある」「抗体検査で陽性ならば、もう二度と感染しない」のように早合点されることもある。 抗体検査の結果を、いわゆる免疫証明書(免疫パスポート)のように使う動きは、国レベル ドイツ・チリなど)でもあった。 しかし、新型コロナウイルスに対する抗体があった(抗体検査で陽性になった)としても、「もう感染しない」ことが証明されたわけではない。 4月25日のWHOの発表(注3)がやや話題になったが、WHOだけでなく、抗体検査の結果を発表した多くの研究で、同じことが「釘を刺されて」いる。 抗体があっても再感染のリスクはゼロではないし、抗体がいつまで長持ちするかのデータもまだ明らかではない。 さらにこの後述べるような、キットの性能の問題もある。 現状把握には非常に有用な検査だが、個々人の結果を「無敵の証」のように使うことは、やや問題がある。 国内外での抗体検査結果(筆者作成) 表に、国内外での抗体検査の結果をまとめた。 なお、オーストリアや慶應義塾大学病院など、PCR検査によって潜在的な発症率を求めた研究も含めている。 どの研究でも、公式に確定した患者数の数倍~数十倍の潜在的患者数が報告されている。 なお、5月15日に厚生労働省から結果が公表された「献血血液での抗体検査」(注4)の結果は、後ほど別項で述べる。 ドイツの感染多発地Gangeltでの研究(注5)では、人口構成などを考慮した致命率は0. カリフォルニア・サンタクララ(注6)での研究では、感染から発症までの期間などを考慮した上での致命率は0. もちろん正しい値を出すためには潜在的患者数だけでなく潜在的死亡者も求める必要があるし、感染症の影響を致命率のみで評価することは問題があろう。

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