オトコ の 子育て。 〈オトコの育児〉の社会学 / 工藤 保則/西川 知亨/山田 容【編著】

オトコの子育て 第一話: 特に個性の無いブログ

オトコ の 子育て

「わんぱく坊主」や「やんちゃ坊主」と称されるほどにのびのびと育っている男の子は相当に見込みアリ いきなりですが、おめでとうございます! 男の子、しかも、わんぱくだったりやんちゃだったりという「手のかかる子」を授かった皆さんは選ばれし親です。 神様から「この人なら大丈夫!」と見込まれ、普通の人にはつとまらない大役を任されたのです。 大変でしょうけれど、この際、名誉なことだと思ってください! 男の子と女の子の両方を育てた経験のあるママたちはほぼみんな、「女の子はラク!」と言いますね。 それだけ男の子を育てることは大変なのです。 しかも元気の良すぎる男の子の場合、毎日怒鳴ってばっかりになっちゃったりして、ママ自身が自己嫌悪に陥ってしまうことも。 おとなしくて親の言うことをよく聞く隣の「いい子」たちを見て、「自分はハズレくじを引いた」なんて漏らすママもいるほどです。 とにかく落ち着きがなくて、こだわりが強く、それでいて粗雑……なんてところが、ママたちにはさっぱり理解できないことが多いのです。 切ないです。 「いい子」は大人にとって都合のいい子 ところで、「いい子」ってどんな子でしょう。 講演会などで会場に質問すると、「親の言うことを聞く子」「思いやりがある子」「礼儀の正しい子」などという答えが返ってきます。 学校の黒板の上にも「明るく、元気で、素直な子」なんて額縁がありますよね。 世間一般にはそういう子が「いい子」とされるようです。 でもちょっと考えてみてください。 これって、「大人にとって都合のいい子」「育てるのにラクな子」の条件ではないでしょうか。 それが本当に「いい子」でしょうか。 脅すわけではありませんが、幼いときに「いい子」と言われていた子ほど、思春期以降に、不登校、過度な反抗、非行などの問題行動を起こすことが多いと多くの専門家が指摘しています。 大人の顔色をうかがい「いい子」を演じ続けた反動が、自我が確立する思春期以降に極端な形で出やすいのです。 「いい子」とは「子どもらしさ」の対極にある不自然な姿なのです。 男の子の中にいる「わんぱく坊主」は生きる力がみなぎる子 「落ち着きがない」は、裏を返せば「好奇心が強い」ということ 逆に「わんぱく坊主」や「やんちゃ坊主」と称される男の子たちの特長は、• 落ち着きがない(=好奇心が強い、チャレンジ精神がある)• こだわりが強い(=あきらめない、粘り強い)• わがまま(=自我がしっかりしている、自己主張ができる)• 乱暴(=エネルギッシュ、体力がある) など、見方を変えれば、草食系男子には感じられない「生きる力」そのものです。 社会においてリーダーに求められる資質そのものです。 一見「育てにくさ」と見られがちな男の子の性質も見方を変えて伸ばしてやれば「長所」となることがわかるでしょう。 アインシュタインもモーツアルトも、スティーブ・ジョブスだって小さなころは相当に落ち着きのない「やんちゃ坊主」であったことが知られています。 「生きる力」にみなぎる男の子は後からぐんぐん伸びるのです! それなのに、本来子どもらしく健全に育っている「わんぱく坊主」や「やんちゃ坊主」が「困ったちゃん」とラベリングされ、「大人の顔色をうかがう不自然な子」が「いい子」とされるのが今の世の中。 「わんぱく坊主」や「やんちゃ坊主」には居場所がなく、その保護者も肩身の狭い思いをすることが多いでしょう。 育児や教育の世界では「男の子問題」という言葉があります。 「男の子より女の子のほうが元気がいい」とか「思春期以降、男の子のほうが問題行動を起こすことが多い」などの報告が多いのです。 その原因として多くの専門家が「今の日本には男の子が男の子らしく育つ環境がない」と指摘しています。 今の若者には活力がないだとか、内向きだとか、特に男の子に関しては「草食系」だとか揶揄する風潮がありますが、ちいさなときからそうなるように大人や社会が、強いてきた結果です。 そんなアゲンストな状況の中でも「わんぱく坊主」や「やんちゃ坊主」と称されるほどにのびのびと育っている男の子は相当に見込みアリなのです! そういう男の子を育てているママたちはもっと胸を張っていいのです!.

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〈オトコの育児〉の社会学 / 工藤 保則/西川 知亨/山田 容【編著】

オトコ の 子育て

「誰が子育てするか」を決めるのは? これまで見てきたのは、オスだけが子育てする種だった。 もちろん、動物界には メスだけが子育てする種も多いし、 両性が子育てする種(オオカミ・キツネ・タヌキなどのイヌ科の動物、ツバメなど)もいる。 どうしてこんなにバリエーションがあるのか?一体、何が「誰が子育てするか」を決めるのか?生物学の世界では、 「食い逃げ仮説」や 「父性確認仮説」など、いろいろ議論されてきたらしい。 でも、どれも決め手に欠けていて、現在では 「ゲーム理論」で説明されているもよう。 じゃぁ人間の子育てはどうする? 生物の場合、究極的な目的はその種の保存と繁殖だから、いかに「数」多くの子どもを産むかが大事になってくる。 でも、人間の場合、そんなこと考えている人はまず少ないだろう。 だって、「死ぬまでに何人子どもを残せるか」なんて必死に考えながら次々と子どもを作って暮らしている人がいるだろうか?少なくとも先進国ではそれは可能ではないだろう。 人間の場合は、 主義主張とか、経済的な条件とか、望むライフスタイルとか、単純な「繁殖」以上の要素が絡んでくる。 つまりは、さっきの「ゲーム理論」が、さらに複雑になってくるということなのだ。 となれば、結論は 「誰が子育てしたって『アリ』でしょ」ってこと。 オンナだけが子育てしていた時代があったのは、それは高度経済成長期にオトコどもがそろいも揃ってサラリーマンになって会社に吸い取られていったので、性的分業をせざるをえなかったからに過ぎない。 (さらに言うならば、欧米でも日本でも、上流階級では母でさえも乳母に育児を任せていたことを忘れてはならない。 ) そして、そんな社会はいまや「過去」。 オトコもオンナも、楽しく子育てをするのは当たり前なのだ。 大道芸のお手玉ジャグラーと同じ。 なるほど、でしょ?.

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男の子は「育てにくい子」ほどよく伸びる! [男の子育て] All About

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オスの子育てが常識のカエル界 カエル界では、オスだけが子育てする種がかなりいる。 ヨーロッパに住む サンバガエルは、卵塊(あの透明チューブに入った黒い玉ゼリー状のヤツ)を足に巻きつけて運ぶ。 水につけて運ぶことで、卵が乾燥しないようにしているのだ。 パパの心配り、だよね。 また南米のマダラヤドクガエルやイボヤドクガエルは、オスが背中にオタマジャクシを載せて運ぶけど、メスは何にも世話をしない。 パタゴニアに生息する ダーウィンハナガエルは、オスの声嚢(せいのう……声を出す器官)がのどからお腹の下までビヨ~ンと伸びていて、メスが産卵したらそれを舌ですくい上げ、声嚢の中に取り込んで育てる。 ここで変態した子ガエルは、ある日父親のお腹の中から外界に飛び出していくのだ。 鳥類はクレイマー・クレイマー 南米やパタゴニアに生息する レアは、ダチョウと同じように飛べない大型鳥である。 メスはオスがせっせと作った地面の巣に卵を産んで、さっさとどこかへ行ってしまう。 残されたオスは自分で抱卵(卵を温める)し、かえったヒナをみんな引き連れて、草原で食べ物の取り方を教える。 突然の雷雨があればヒナを守るし、敵が来ればヒナを守って闘うのだ。 オーストラリアやニュージーランドに住む オーストラリアツカツクリという鳥は、大足類と呼ばれる通り、巨大な足を持っている(カワサキと同じだな)。 このオスは、アルゼンチンやチリの風の強い草原で、林の中に土だの枯葉だの最高5トン(!)もの材料をせっせと運び込み、直径12メートルもの巨大な愛の巣たる塚を作ってメスの産卵を待つ。 しかし卵を産みつけたメスは、そのままどこかへ逃亡。 残されたオスは卵を精魂込めて世話をする。 土を盛り上げたり、枯葉をかけたりして、外気温に合わせてその量を調節しながら塚の中の温度を一定に保つ努力を続けるのだ。 この何ヶ月もの地道な作業の結果、ある日ヒナたちがパッカリとかえり、外界に飛び出して行くのだけれど、四方八方へ走っていってしまって父親を振り返りもしないとか。 なんかアーノルド・シュワルツネガーの映画『ジュニア』みたいだよね。 タツノオトシゴのオスは、腹部に育児嚢(いくじのう)を持っていて、メスはその中に産卵するのだけれど、卵は入り口から通過する時に受精されて、育児嚢の中で発生するというわけ。 子どもがかえると、オスのお腹の中から一匹ずつ「出産」されて飛び出していくとか。 魚類では他にも、 イトヨ・ハナカジカなどのオスは、自分の縄張りの中にメスが産卵した上に放精し、保護するという。 (魚の世界にも『甲斐性』というものがあるらしい。 ふ~ん。 ) 次ページ:.

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