トド かわいい。 トドグラー (とどぐらー)とは【ピクシブ百科事典】

【最新】 おそ松 さん トド 松 イラスト

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女体化は性癖だから許されたい。 松は普通の兄弟のつもり) 同日午後追記:これが... 隣人愛(アガペー)...。 次男を大人しくさせすぎました、修行します。 20151208追記:なんだこの評価…………。 卍固めタグ、わたしあれはおそチョロの持ちネタだと思ってるんで、そんなタグつけられたらおま…おまえ~!(デレデレ)前向きに検討します。 しかしなにこの重圧。 カラトド民の方に許されているかどきどきしてます…。 1209追記:ブクマ数1000超えとかオカルトすぎてどういうメカニズム(雰囲気おもしろのノリブックマークと推測しています)~!?ふじこふじこ こんなん続編出しても期待に沿えなくて抹殺されるう 旬じゃんるコッワイ…ありがとうございます… 1213追記:続きました。 ブクマ2000てなにごとや…。 はじめ50人居たら同志さまやくらいの気分なはずが。 こらなにごとなんや…。 ありがてえです…。 1. 松野チョロ松、六つ子の三番目にして長女、にはいくつかコンプレックスがある。 例えば胸はもうちょっと大きい方が良かったと常々思うし、ついへの字になる口も気に入らない。 困り眉も内気に見えるらしくよく絡まれるし(内面はちっとも内気じゃない自覚がある。 異性に対しては引っ込み思案かもしれないけど、内面はほんとうに、これっぽっちも内気な部分なんてない)、白目がちなのも可愛くない。 甘え下手。 怒りっぽい、というか短気だ。 ただチョロ松には、女っ気というのがあまりないのが救いだったと思う。 小さな頃は男の子と変わりないくらいには悪童だった。 活発で、乱暴で、意地っ張りな子どもだった。 そうして成長するうちに段々と性差を意識して大人しくなっていったけれど、それが女らしさにつながるかといったら別だった。 いつからか潔癖の気があって、身だしなみや清潔さには敏感になったものの、洒落っ気よりは、松野家のアイドルである弱井トト子をきょうだい揃ってちやほやする方が楽しかった。 そうやって過ごしていたら、今度はその延長線上で女性アイドルに没頭した。 べつに女性アイドルの追っかけをしている女の人も珍しくはない。 かわいい女の子たちはきらきらしている。 自分のかわいさを高めて、それを周りに振りまいているのがいじらしく、つよく、うつくしかった。 かわいい女の子が好きだ。 夢中になっていたら自分のことなんか忘れて、もっさいだっさい女のまま、気付いたら二十歳を過ぎていた。 でもまあ、仕方ないかな、こんなもんだよな。 自分と似たようなもっさい女の人たちなんて、この世に掃いて捨てるほど居る。 なんて思っていたのが悪かった。 「おっまえさ~、トド松のこと見習おうと思わないの?」 パジャマ姿のままの長男が、居間に入ってきた途端、まじまじとチョロ松を見たあとに吐いた台詞である。 基本構われたがりの兄は、きょうだいにうざったいほど絡む。 軽薄な態度でスキンシップを図るし、話を聞いて欲しがるし、聞きたがる。 素直じゃない相手ほど困らせたくなるのか引っ付く(ので、チョロ松や一松を前にしたおそ松の顔は、にやついた煽るような表情が多い)。 そんな、性差によってからだの大きさも考えも変わっていくころに、誰よりもスキンシップの的になったチョロ松も、やっぱり松野家ゆえにアホだったので、きょうだいという枠外を越えて、その大きな腕のなかに閉じ込められたりなんだりのせいで、コロッと恋に落ちてしまった。 恋を意識したはじめのころは、その背徳っぷりに胃を痛めつけたチョロ松だったが、どれだけアイドルに没頭しようとしても、ついでに勉学に打ち込んでも、どうしてもどきどきするし、そわそわするしで、諦めるのも早かった。 松野チョロ松は松野おそ松がすき。 アホなので、近親相姦とか、そんなん見て見ぬ振りをするのであった。 恋が報われるかどうかはあんまり考えずに、ただ兄をすきでいることは楽しかった。 「いきなりなに」 居間の机の上に就職活動雑誌を広げて正座をしていた体勢のまま、兄の寝癖を見つけて呆れ半分ときめき半分でいると、おそ松はくわ、とあくびをして襖を閉めて入ってきた。 「ご飯どこ」ときょろきょろしたって、机の上を占めているのはチョロ松の雑誌や履歴書やボールペンしかない。 冷蔵庫に突っ込まれた、ラップのかかった朝食の残りを思い浮かべながら、チョロ松は「起きるの遅すぎ」と苦言を呈する。 あとでレンジで温めて居間に持ってこよう、と思いながら。 「我が妹ながら、お前クソださいなと改めて思ってさあ」 「失礼すぎだろ!」 「だってさ、お前なにそのズボン。 パーカーはトド松も着るのに、なんで二人はそこまで違うのかとお兄ちゃん考えたわけよ」 「そんな無駄な思考を深めてる暇があるなら起きろよ」 「で、トド松はさ、スカート履くし、短パン履くし、ズボンでもなんかキュッとしたやつじゃん。 足の細さがね、分かるんだ」 エロ親父そのもののような発言に、とうとう呆れ果ててチョロ松は閉口した。 実の親父よりも親父っぽいだらしなさである。 こんなのが長男だったせいで、六つ子の末っ子にして次女のトド松の反抗期はすさまじかった。 いっしょに洗濯しないで、から始まり、洗濯物を取り込んでもぜったいに父親や男きょうだいのものはチョロ松に畳ませるし、兄さんたちは銭湯行ってよ同じ湯はやだ、だのなんだので、たいへん家族を悲しませ、困らせた妹ができあがった(ちなみに非難はすべて長男に向かった)。 きっと今の発言をトド松が耳にしたら、凍てついた視線をおそ松に送ったろうなとチョロ松は思う。 セクハラに慣れきってしまった自分はすでに、耐性というものが身に付いていた。 「それに比べてチョロ松はさあ!」 熱が入ってきた口調に、うざったいなと思いつつ雑誌を閉じている自分が憎い。 「からだの線が分かんねえだっさいだぼだぼズボンなんて履いて、おめーに女らしさはないのかっつうの」 「その年にしてその発言、エロ親父も真っ青だよ。 あと今更でしょそんなの」 「そう!今更!」 びしっと指を顔面につきつけられて、チョロ松はいやでも顔を向けるしかなかった。 こんな寝癖もそのままで、もっと言うなら目ヤニも残ったままのだらしない男に言われるのは腹立たしくてたまったものじゃない。 女っ気も洒落っ気もなくても、身だしなみはきちんと整えているというのに、ここまでダメ出しをくらうのも驚きである。 「お前がださいまま生きてるうちに、お前の妹のトド松はあんな女子力身につけてんのに、情けなくないのかよ」 「確かにトド松はかわいいけど、家庭的女子力は皆無だよ」 「いーんだよ男は内面より先に外見に落ちるんだよ!」 「そうやって騙されていくんだ男は…」 「だっからもー。 口答えすんなよ。 そういうところがかわいくないんだよお前は」 ぎゅうと心臓か腹かが痛んでチョロ松は黙り込んだ。 「トド松を見習えって。 あざといし腹黒いけど、チョロ松に比べたら素直で、甘え上手で」 ひそかなコンプレックスを確実に狙って射抜かれた。 「毒舌だドライモンスターだって言うけど、ぜったい兄さんって呼んでるのが甘えじゃん?あとたまにお兄ちゃんって呼んでくれるし」 お金ゆすられるときだけだろ。 なんて言葉は喉に張り付いて出てこない。 アホ兄の軽口だとしても、やっぱり腐ってもすきな人にかわいくないと言われるのは苦しいんだな、とチョロ松はぼんやりとおそ松を見つめる。 彼はチョロ松につきつけた指をいつの間にかおろして、ひとつひとつ文句を言うたびに、数えるみたいにぴっと指先で宙を指していく。 べつに両想いになれるだなんて思ったことはなかったけれど、こうやって突きつけられていくほどに、チョロ松はコンプレックスを拗らせて、また目を逸らして生きていくしかなくなる。 「あんな彼女だったら彼氏甲斐もあるんじゃねーの。 ま、デートの時のカラ松とか知んないけど」 たぶんその通りだ。 トド松みたいな子が彼女だったら、きっとみんな嬉しい。 「チョロ松ももっとかわいい格好とかできねーの」 かわいい、って、なんだっけな。 ボールペンをくるりと回しながら、チョロ松は呆然とした気持ちで、黙り込むほかなかった。 [newpage] 2. 朝起きたときに、隣にまだ姉が寝転んでいるのは珍しいことだったので、トド松は思わずチョロ松の肩にそっと手を伸ばして揺らした。 「うー、起きてる、起きてるから」 「びっくりしちゃった。 これは、ぜったいなにかある、と思いながら、枕元に置いてあるスマホで時間を確かめると、やっぱり普段チョロ松が布団から抜け出しているころだった。 もう一度姉を伺い見ても、彼女は何十年も変わらない木目を見つめたままである。 姉さん、と再び呼びかけようかと思ったころに、チョロ松がトド松を見た。 「トド松、今日ひま?」 「ううん。 カラ松兄さんとデート」 「あーそっか。 ごめん、なんでもない」 きょろ、とまたチョロ松の視線が逃げるみたいに動いたのを見て、はっとしてトド松は布団のなかで姉の手を握った。 自分よりすこし冷えた手に体温を分け与えながら、姉の八の字になった眉をぼんやりと見る。 チョロ松本人は、「薄幸そうでいやだな」なんて言うけれど、か弱そうで、守ってあげたくなるようなかわいい眉毛を、トド松は自分のものでもないのに気に入っていた。 ほんとうに怒ったときは、器用にもきちんと吊り上がるのだ。 でも困ったときや悲しんでいるときに見分けがつかない。 今の姉は、平静なように見えるけれど、こうやって布団のなかで無意味な時間を過ごすほどには、なにかあったに決まっている。 「…いっしょに出掛けよ、チョロ松姉さん」 「いいよ、デートなんでしょ」 「カラ松兄さんをハーレムにしてあげよ」 「ハーレムって」 くすりと笑ったチョロ松に、ようやくほっとして握りこんでいた手をほどくと、よしよしと頭を撫でられる。 六つ子は双子が三組というわけで、トド松にとって同じ女であるチョロ松は、つまりは双子の相手だった。 そのくせ三番目に生まれたから、甘えたがりの自分と違って彼女は随分と姉らしく育った。 そんなチョロ松とはとくべつ仲良しで、とくべつ仲が悪いきょうだいで通っているトド松は、「やめてよね~」とふるふる頭を振って笑った。 兄である松野カラ松が彼氏であることを、きょうだいみんなに不思議がられるものの、トド松にとっては自然なことだった。 だって一番身近で、一番自分のことを甘やかして、大切にして、かわいがってくれたのはカラ松だ。 長男のおそ松は軽薄な男になって(反抗期の原因はこの長男であると、周りだけでなく本人も確信している)、四番目の三男である一松はたまにものすごく意地が悪いし、すぐ近くの兄で四男の十四松は、優しいし大切にしてくれるけど、トド松が望んでいた扱いにはほど遠かった。 誰も気づかなかったけれど、たぶん他所の家庭の兄妹からすれば仰天しそうくらいには、地味に保護が行き届いていた。 そんなわけで、兄に恋をしていなかったころ、トド松が異性に告白されて交際に至っても、自分を一番に甘やかす兄と比べては、すぐに破局へと終わった。 これじゃブラコンもいいところだと焦って次の恋を探しても、けっきょくは同じ結論に至る。 とどのつまり理想の彼氏は兄だった。 認めたら次の行動ははやく、トド松はすぐに兄に迫った。 たぶん人生で最も仰天しただろう兄は、丁重に、真摯に、優しい兄の言葉で断ってきたが、あいにくそんな言葉で恋を終わらせることができるわけはなく、トド松はきょうだいを巻き込んで、いかに兄が、トド松をカラ松以外好きになれる男を消し去っていったかを議論した。 そんなふうに持ち込んでいけば、周りの近親相姦なんて分かっていないアホどもの、次男に野次を飛ばすこと飛ばすこと。 そのころ既に立場が弱まっていた兄は、押しに負けて涙目で頷いた。 「カラ松兄さん、今日はチョロ松姉さんもいっしょのデートになったよ」 朝食を六つ子で囲んだときにそう言えば、男きょうだいが皆トド松を見つめた。 「カラ松兄さんモテてんの!?」 「フッ、まったく俺は罪な男だ…」 すっげー、ともてはやしてくれるのは十四松だけだが、それでもカラ松は得意げに決めている。 慣れきったトド松が無視して卵焼きをつつくのを見たチョロ松も、習ってご飯を口に運ぶのを視界に入れたところで、「なんで?」と心底不思議そうにおそ松が言った。 「なんでカラ松」 一松を挟んでチョロ松を見つめる長男は、目に見えない圧を飛ばすのが上手い。 けれど気付かないはずがない姉は無視をしている。 その瞬間に、なんとなくのあらましを知った気になってトド松は思わず、間に挟まれたきょうだいに視線をやった。 がんばれ、と念を込めたらさらに酷い表情をしたけれど、空気の読めないカラ松と十四松が頼りにならないポンコツであることを知っている一松は、思い切り顔をしかめたあとに、場に走る、地味にひんやりとした空気を払う為に口を開いた。 「しょせん妹じゃねーか調子乗ってんじゃねーぞクソ松」 「えっ」 タイミング差で訪れた暴言に、次男は分かりやすく動揺した。 デートと銘打ったからにはお洒落をしてもらわないと気が済まない。 朝食を終えてからトド松がそう言うと、チョロ松は途端に無表情になって俯いたかと思うと、次の瞬間にはへらりと苦笑して、「トド松、コーディネイトお願いしていい?」と告げた。 普段は姉の着せ替えを企む妹にこう言ってみせたものだから、とうとうトド松は薄気味悪くなってぎゃんぎゃん文句を言ったものの、地味で冴えない姉を着飾れるまたとないチャンスを喜ぶことにした。 今までぜったいに拒んできたショートパンツを渡しても、おとなしく受け取ってタイツを探す姿に、わくわくとしてくる。 これまでの姉の頑ななクソださいファッションスタイルには、少なからず憤りを感じていたのだ。 トド松には窮屈に思える、首元まで締まるシャツを愛するチョロ松のために譲歩はしつつ、とあれこれと考え込む妹を見て、彼女はようやく苦笑を浮かべた。 「メイクもしたいな」とそれとなく伺うと、なんとそれさえ頷いてくれる。 松野家に震撼が走ること間違いなし。 常日頃、ファンデーションとうっすいチークのみで化粧を終える姉の目元に、シャドウやラインを入れるころには、デートの準備を終えたカラ松も隣に座り込んでわくわくとしていた。 最後にリップを滑らせようとすると、ただでさえへの字なのにきゅうと締まった口に、ほんとうに慣れないなあとちょっとだけ呆れる。 「目を開けて」 従うままに目を開けたチョロ松は、すぐ近くにカラ松がいることに驚いて恥ずかしがったが、トド松はメイクの行き届いた姉にどきどきと胸を高鳴らせた。 ネコ目みたいにハネを意識したアイラインがキツくなるかなあ、とか思っていたけれど、困り眉とピンクに染まった頬のせいで、どう見てもかわいかった。 「カラ松兄さんわたしって天才かも」 「当然お前は天才さ」 「だよね!」 「…えっイタいって言わないの?どうしたのお前ら」 きょとんと目を見開いたチョロ松のツッコミににやにや笑ったまま答えないでいると、隣でカラ松がやさしく笑った。 「かわいいぞ、チョロ松」 「……えっと…」 へへ、と下手くそな笑みを浮かべたのすら、ちゃんとかわいい。 得意になってトド松が腕を組んで玄関まで連れ添って歩くと、そのころようやく部屋着に着替えた他のきょうだい達が擦れ違うようになって、ちょっとの沈黙のあとバタバタと引き返してきた。 「姉さん化粧できたの」 「かわいい姉さん!」 「なにチョロ松お前なにどしたの」 口を開きかけた姉が、きょうだいにい言葉をかけるのをもったいなく感じて、トド松は「姉さんはやくはやく」と無邪気を装って急かした。 スニーカーを履き終えたチョロ松を追いやるように自分もヒールのない靴を履いて、背中を押して家を出る。 「一人置いてけ!おいカラ松!」 後を追ってきた恋人の背中にかかる長男の罵声に笑っていると、前を歩く姉が、振り向かずに小さく呟いた。 「…どーせトド松だろ」 ええウソでしょ、と思わず叫びかけたのをどうにか抑えて、代わりにトド松は大きく溜め息を吐いた。 またなんだか、アホみたいなことをしているなあと思って。 [newpage] 3. 末っ子の恋人はショッピングが好きなので、デートにはそれ相応の覚悟と財布を用意する。 長男のおそ松や自分のすぐ下の男きょうだいである一松には、妹または恋人に搾り取られるアホな男、と言われるが、実のところトド松は兄の財布を気遣いながらねだる良くできた子なので、すっからかんになることはそうそうない。 ウインドウショッピングでも満足できる子なのである。 しかし今日はもう一人の妹であるチョロ松もいっしょ。 破産を静かに覚悟していた。 トド松は首を傾げるチョロ松をからかって怒られながらも、これがいいだのどうだの言ってメニューを決めていく。 自分の分もいっしょに頼んでくれるだろうと思って財布を掴んでレジの近くで待っていると、相変わらず呪文みたいに長い注文があひる口からすらすらと流れていく。 エスプレッソのドッピオはさんざん否定された日から注文権を奪われた。 三人分を頼んでいく末っ子を、化け物を見るみたいな目でチョロ松が見ている。 単語を理解していったらそんなに怖くないぞ、と思いながらカラ松は会計に従って財布を開いた。 妹に交際をねだられて、ついにその禁忌の道へ踏み込むことへの説教もならずに頷いたのが、松野家に生まれし次男、松野カラ松である。 自分の腕に手を回すようになった女の子が、恋人なのか妹なのか、カラ松はいまだによく分からないでいる。 イタいイタいと目を眇めて見てくるのは妹で、頬に朱を散りばめて笑いかけてくるのは恋人、だなんて区別をつけられるわけもなく、カラ松は自分が甘やかしている女の子のせいでたまに混乱する。 トド松への、かわいいと思う気持ちが、ほんとうに恋人へのものなのか。 アホなせいで、もうずっと悩んでいる。 口々に自分を責めるきょうだいたちに、待ったの声をかけられない、ツッコミとして無能な自分を悲しく思ったことも)。 自分が兄なのか恋人なのかもいまだ分からないでいるポンコツなりに、カラ松はかわいいトド松に応えてやりたかった。 そんなわけで、キスなんかをされたりねだられたりしたとき、心底困りつつも、カラ松とトド松は恋人としてけっこうな時間を過ごしてきていた。 トド松は、兄が自分に恋するのをずっと待っている。 恋人だけど、ほとんどプラトニックな関係で続いていることは、たぶん当事者の二人しか知らずにいることである。 「それで、おそ松兄さんとなにがあったの?」 トド松が注文したカップから生クリームをすくい上げながらそう問いかけたとき、カラ松は、どうして兄さんとのことだと分かるのだろうと不思議に思った。 いっしょに出かけると決めるまでになにか話していたのかもしれないけれど、朝たった一人の兄とすぐ下の妹を見たって、カラ松にはそんなに気になるようなことはなかった。 だから鈍感と言われるのかもしれない、と考えながら、隣に座るトド松から、前の席に座ってストローを無意味にかき混ぜるチョロ松に視線をやった。 質問にすぐに答えずに、チョロ松はさまざまなトッピングのされたコーヒーの飲んで「おいしい」と呟いた。 それにきゅっとトド松が眉を寄せたのを見て、気まずそうな顔をして、ゆっくりと、ためらいながら口を開いた。 「お前を見習えって」 「わたし?」 ぱちりと黒目がちの瞳が瞬いた。 話がなに一つ見えないカラ松も思わず首を傾げると、チョロ松は言葉を探そうと、うーと唸り始める。 「トド松のかわいさを見習えって、お前はかわいくないなあって言われて」 「チョロ松はかわいいぞ」 「黙って」 「え…」 一目もくれずにピシャリと切り捨てる本人に唖然としていると、きょとんとして聞いていたトド松が「なにそれ!」と不満そうに声を上げた。 「ふつー思ってても言わないでしょ!ほんっとデリカシーないよねあのアホ長男!」 「いやお前が一番失礼だと今露呈したけど」 「だってチョロ松姉さんがクソださいのは今に始まったことじゃないし」 「カラ松よりマシだろ!」 「えっ」 「どっちもどっち」 「えっ!?」 カラ松が白目を剥くと、正面に座っていた故に気付いたチョロ松から、取り成すように「いや今日は格好いいよ。 トド松プロデュースだし」なんてフォローになってない言葉をもらう。 暗に普段は好みではないと言われたことくらいは察してしまえて、傷心状態に追いやられたカラ松はおとなしくコーヒーを飲むことにした。 今日はデートというよりは、姉、を気遣った妹、に引っ付いてきた兄(その二)、の方が正しいのかもしれない。 「なんていうか、かわいくないのは分かってたし、受け入れてたんだけどさ」 自嘲とかそういう意味合いもなにもなく、当然のようにチョロ松はそうこぼす。 よくある発言だ。 かわいいのに、どうしてそんなことを言うんだろうな、といつもカラ松は思う。 確かに、トド松と違って、アクセサリーだとかにあまり興味がないようだし、化粧も苦手としているらしい。 ほんとうは細い手首や足を曝け出すこともないのは、寒がりなのか知らないけれど、必要以上の露出も拒んでいる。 けれど几帳面に洗濯物を畳んだあとの満足げな表情だったり、一松の抱きかかえる猫を羨ましげに上目遣いに見たりとか、あとはそう、はにかんで笑う妹は、びっくりするくらいにかわいい。 学生のころだって、ツンツンしてるように見えた松野家の女の双子姉のギャップにやられたアホはそれなりに居たのをカラ松は知っている。 そんな野郎どもに膝カックンを次々とかましていった兄も知っている。 「なんか、ほんとうに、女の子じゃないんだなって思うと、やっと悲しくなってきて」 とうとう俯いたチョロ松がしょんぼりとしたのを見て、慌ててカラ松はトド松を見た。 「もうやめたら?あんなアホ長男のこと好きなの」 「……ん?」 疑問符を上げたカラ松をちらと見て、トド松が呆れた顔をした。 「チョロ松姉さんはおそ松兄さんのこと好きなんだよ」 「ん?え?」 「妹二人揃ってアホでごめんね、カラ松」 「え、…チョロ松、ほんとうに?」 うん、と頷いたチョロ松の頬がかすかに赤くなっているのを見て、えええとカラ松は腰をほんのわずか浮かばせた。 松野家はいったいどうなっているんだ。 再び白目を剥いたカラ松の肩を、「まあまあ」とトド松が叩く。 まあまあどころの話ではないはずだが、あんまり露骨な反応をしていると、たぶん二人が気に病むとぶんぶんと頭を振った。 「敢えて茨の道を踏まねばならぬこともあるよな…兄さんは分かるよ、チョロま」 「はやく嫌いになっちゃいなよ」 「それができたら悩んでない」 「あの」 「じゃもっとアプローチしていかなきゃ」 「してるつもりだし…」 「トド」 「どこが!」 熱の入った会話に、伸ばしていた手を降ろしてカラ松は自問する。 俺はこの場に必要だったろうか。 出かけの際にダシにされただけの次男は、他人から見たらそっくりな姉妹を見守るほかなかった。 コーヒーを飲む。 「寝転がって競馬予想してる兄さんに、ノーブラでのしかかってもなにも起きない」 そして盛大に噴き出した。 「うっわきたな」 「げっほ、ぇ、っふ、ちょ、チョロ松、お兄ちゃんそれはどうかと」 「まずは拭こうよ、すいませーん布巾ありますか」 いやそれどころじゃない、口の端から垂れるコーヒーを手で拭いながらカラ松は小さくツッコミを入れた(とうぜん聞き入れてもらえなかった)。 真面目をモットーに生きるようになったはずの妹から、なんかとんでもない発言が出たんだぞ。 汚いなんて話が先じゃない。 元通りになった席に座り直した双子は、平然として話を進めていく。 「さすがに痴女みたいなことしちゃったなって反省した」 「襲われなかったのが奇跡だよ。 あんな猿松兄さんに二度としないでね」 「奇跡っていうか、やっぱりかわいくないから、あいつにとって女の子じゃないんだよ」 いいなあ、とチョロ松は呟いた。 「トド松になれたらよかった」 [newpage] 4. がらがら、と玄関の引き戸が音を立てたので、おそ松はよっこらしょと立ち上がった。 夕日が窓から差し込んでいるころ、ようやくお帰りになったきょうだいを迎えるためである。 「十四松ゥ、俺とカラ松、今日夕飯いらねーから」 「うっす!」 バランスボールに腹這いになって遊んでいる弟に声をかけて足を進めると、一松がぼそりと「心狭くない?」と呟いたので、おそ松はこんにゃろうと思って軽く蹴った。 玄関に辿り着くと妹二人に弟が一人、予想したように和気あいあいと話している。 神経質な妹はスニーカーの紐を解くために背を向けて座り込んでいて、目が合ったのは末の方の妹だった。 べっと舌を出されて、ついじと目になる。 チョロ松をとびきりかわいくしたのには思いっきり褒めそやしてやったっていいくらいなのに、わざと遠ざけていった末っ子の嫌がらせといったらない。 ずんずんと足音を立てて近付くと、ようやくチョロ松が振り返るころには彼女の頭を見下ろすくらいの近さになっていて、おそ松はそのまま妹を見やることなく、カラ松の肩をがっと力強く押しやって一松のサンダルに足を引っ掛けた。 たたらを踏んだカラ松の背中に腕を回す。 「ツラ貸せやァ」 「うわヤンキー出たよ」 トド松の悪態もなんのその。 にこりと笑ったおそ松に、カラ松は分かったんだか分かってないんだか、とにかくゲッとした顔にはなっていたけれど、そんな顔をしたって兄の温情を得られるわけもない。 膝で尻を蹴り上げて玄関から追い出す。 あとを追いかけるようにして歩を進めようとしたときに、「おそ松兄さん」と小さな声が耳に入った。 さすがに誤魔化せなくなって振り返ると、チョロ松は座り込んだまま、八の字の眉で、緊張したように、きゅうと口をへの字に引き結んで、それから自然と上目遣いになって、口を開いた。 チビ太が屋台を開いたのは松野家のためじゃないかとおそ松は睨んでいる。 なんたってこんな幼馴染みが居たら、とうぜんたかりにくるのは目に見えていたはずだ。 そんな誰にでも分かる未来が見えなかったならチビ太はアホである。 さすがにそんな地球規模並みのアホではないと思うので、つまりチビ太のデレによっておでん屋台が開かれている。 それなら、デレに応えてやらないわけにはいかない。 おそ松は「とりあえずビール!」と言って席に着いた。 「今日は金持ってきてんだろーなバーロォコンチクショオ」 「うん。 カラ松が」 「兄さんが誘ってきたんだから兄さんが払えよ」 「俺なんも持ってきてないよ」 ぐぐとカラ松の眉が吊り上がったのを見て、おそ松はイラッとして弟の足を踏んだ。 「今日一日サイッコーだったんじゃないですかぁカラ松さぁん!いいご身分だったならお兄ちゃんにも幸せ分けてくださいよお」 「当たりが強すぎる!」 けっ、とやさぐれて唾を吐き出す真似をしていると、チビ太が二人分のビールをカウンターに置く。 べつに弟になんかやらなくてよかった。 すかさずごきゅごきゅと音を立てて飲み干していけば、カラ松は気持ちをさっと入れ替えたのか、今度は心配するような声音で「兄さん」と呼びかけてきた。 そういうやさしい態度がモテてんのか。 今のおそ松にはすべてが立腹の要因になる。 大根と、もちきんと、はんぺん。 気分のままに口に出していけば、ほいほいと皿に乗っていくあつあつのおでん。 無言で食べ始めて、その胃に染みわたる味わいに、ささくれだった気持ちがようやくちょっと落ち着いて、おそ松は凶悪な顔を、口をとがらせる程度におさめることができた。 「お前はトド松と乳繰り合ってたらいいのにさあ、なんでチョロ松持っていくんだよ」 「フッ。 今日の俺は、さしずめ姫君たちに付き従う騎士でしかなかったさ」 「なんであんなかわいいチョロ松の隣に俺が居ないの」 「……日頃の行い」 ぼそっと呟いた弟の背中を強めに叩いた。 「もっとちゃんと見たかった~足ほっそいよチョロちゃん…トド松より細かった…折れないか兄ちゃん心配だよお」 「こいつもう酔ってんの?」 「いや、なんていうか、兄さんは小学生だから」 「図体はこんななのに中身が小学生。 救えねえな」 「あ~かわいい…ほんとうにかわいい、チョロ松かわいい、世界一かわいい」 わっと顔を覆ってカウンターに伏せたおそ松の上で、野郎どもの呆れた声が飛び交うのも気にならない。 「俺も松野きょうだい大議論集会開いたら、チョロちゃん付き合ってくれるかなあ」 「いやあれは、男が責任取る立場だから成り立ったんだろ。 そんな議題出したら兄さんがボコボコにされるぞ」 さすが当事者は言うことが違う。 カラ松の目が遠くどこかを見つめているのを、だらしなくカウンターに頬を寄せながらおそ松は見上げた。 すぐ下の弟と末っ子の交際を、たぶん一番楽しいと思っているのは自分だとおそ松は気付いている。 ラブコメディを見ている気分になるのだ(ラブコメをちゃんと見たことはないけれど)。 カラ松はいまだに戸惑った表情で妹を見ているけれど、最近はその目が、見ているこっちが恥ずかしくなるくらいに甘ったるいときがあるのを知っている。 順調に進んでいく近親相姦リア充が、おそ松は羨ましくてたまらなかった。 こっちなんて、男としてさえ見てもらえてないのだ。 ノーブラでのしかかってくるあの妹は、その下で寝転ぶ兄がちんこおっ勃てているのを知らない。 さっきの玄関の質問だって、この前からかったのを悔しがってたに決まってる。 呆然として、「うん」なんて格好悪い返事しか出なかった兄を、鼻で笑っているに違いない。 「チョロ松と付き合いたい…」 ぐすりと鼻水が垂れてきたおそ松を見て、チビ太がティッシュを差し出してくれた。 [newpage] おまけ ばたばたと駆け込んできた姉が、そのままソファーにダイブするのを、一松と十四松は見送った。 「綺麗な飛び込みです」 「100点まんてーん!」 ぱちぱちと拍手をしていると、うごうごと身悶えるチョロ松を追ってきた末の妹が、一松と十四松の間に座り込む。 はあ、と溜め息を吐いてから姉をじと目で見やるトド松を、十四松は余りに余った袖越しによしよしと撫でてやり、一松は「ごくろうさま」と声をかける。 肩を竦めてこたえるトド松から、二人揃ってチョロ松に視線を移すと、どうやら落ち着いたらしい彼女がソファーを降りて、背もたれにして座った。 顔はかわいそうなくらいに赤い。 「ていうか姉さん、おそ松兄さんのこと好きだったんだ」 「あれ、知らなかったの一松兄さん」 ぎゃあと叫んで耳を覆ったチョロ松の傍に十四松が寄っていく。 「今知った」 「カラ松兄さんもなんだよね。 うちの男ども鈍感すぎない?」 「アホだから」 肯定のほかはない。 ためらいもなく頷いた一松を胡乱げな瞳で見やってから、トド松ははふりとまた息を吐いた。 「姉さん明日もかわいくする?」 十四松は期待に満ちた顔でチョロ松を覗き込む。 姉はいまだ真っ赤な顔で耳を塞いでいるので聞こえない。 両手をつかんで無理におろすと、逆ギレしたようにチョロ松は「そーだよ好きなんだよアホ姉でごめん!」と口早にまくしたてる。 もはやアホは松野家の免罪符であった。 「明日もかわいくする?」 再度十四松が問いかけると、勢いをなくしたチョロ松がきょとんとして、それから俯いて考え始める。 そんな揺らいだ姉を三人そろってわくわくとして見る。 はっとトド松がスマホを用意して、一松を引っ張って姉とすぐ上の兄のもとへと近付いていく。 カメラを起動させる妹に気付いた一松は、十四松に指差してスマホを示す。 いつも通りなにを考えてるか分かりにくい弟が、口には出さずに大きく頷いたのを確認して、三人そろって長女を囲むようにぎゅうと押し詰めて座ると、やっと密集した近辺に気付いたらしいチョロ松がふと顔を上げた。 「「「はいチーズ」」」 「えっ」.

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夫が私をトド扱いして困ってます

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トドは食肉目アシカ科トド属に分類される大きな海洋哺乳類で、英語ではSteller sea lionと呼ばれます。 日本の北海道周辺にも古くから生息する日本人にもなじみのある野生動物で、魚を食い荒らし漁業被害を引き起こす「有害害獣」として駆除(いわゆるトド撃ち)されている様子がテレビでも放送されていたので、年配の方などにはよりなじみが深い動物だと思います。 スポンサーリンク トドの生態としては、生息地は北太平洋沿岸域となり、アメリカのカリフォルニア州の中部からベーリング海、千島列島、ロシアのアリューシャン列島、カムチャツカ半島に生息しており、北海道沿岸の日本海側や根室海峡周辺にも回遊してきます。 中でも弁天島や礼文島は北海道のトドの生息地として有名です。 トドはアシカ科(アシカ、オタリア、オットセイなど)のなかでは最大の種類となります。 オスは体長3~3. 4m、体重900~1000Kgで、メスは体長2. 3~3m、体重300~550Kgほどで、オスの方がメスより大きな体をしています。 似たような動物のセイウチがよくトドと間違われるようですが、セイウチはセイウチ科セイウチ属となりセイウチのみがセイウチ科となります。 トドももセイウチも大きな体をしておりますが、セイウチのオスは体長270~360cm、体重1000~1200kgと、大きな体のトドよりさらに巨大な体をしています。 また外見的な特徴しては、大人のセイウチは大きな牙が生えている事もトドとの違いがわかりやすい身体的な特徴と言えるでしょう。 トドの寿命は20~30年に対して、セイウチは30~40年ほどなりセイウチの方がトドより長寿となります。 トドもセイウチもオスの方がメスより寿命が短い傾向がありますが、ハーレムをめぐり他のオスとの闘いなどで傷を負い命を落とすことも少なくない事が影響しているようです。 スポンサーリンク 肉食のトドは、シシャモ、スケトウダラ、サケ、ホッケなどの魚や、イカ、タコなどの魚介類を食べます。 トドの生態の特徴として、セイウチ、オットセイ、ミナミゾウアザラシのように1頭のオスが数十頭のメスとその子供たちからなる巨大な群れ(ハーレム)を形成しています。 リーダーとなれたオスは群れのメス全てと交尾する権利を持ったまさに「ハーレム状態」ですが、次のリーダーの座を狙うオスたちの脅威に常にされされている状況でもあります。 もともと臆病な性格のトドですが、海洋資源である魚の減少や漁業道具への慣れなどにより、漁師の網にかかった魚を食べるトドの個体の数が増えてしまい北海道の漁業に深刻な被害を与えていました。 オットセイ、アシカなどの海洋哺乳類は魚を主食とする事が多いのですが、漁師さんが仕掛けた網にかかった魚を食い荒らすトドも大きな被害を与える害獣として駆除の対象とされてしまいました。 しかも有害鳥獣の駆除としてなんと自衛隊まで出動してのトドの駆除なども行われた事もあり、トドの生息地の漁師たちが行うトドの駆除(トド撃ち)もいわば毎年の風物詩となりました。 そういった乱獲などで大きく生息数を減らしたトドは絶滅危惧種に指定され、アメリカやロシアでは保護の対象となっており日本が行っている駆除に対して非難をしていますが、日本では今でも1年あたりの駆除頭数を設けてトドの駆除を続けています。 スポンサーリンク 体の大きいトドは自然界にはあまり天敵はいませんが、シャチに捕食される事があるようです。 いくら体の大きいトドといえども、ホッキョクグマさえも捕食してしまうシャチが相手となれば、トド(セイウチも)もさすがにかなわないようです。 今回はカナダのバンクーバー沖の海中で、野生のトドと遭遇したダイバーのYoutube動画です。 臆病な性格のトドですが、ダイバーに寄ってくるところなんか好奇心旺盛で、トドの性格は年齢や個体差などの違いも大きいようですね。

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【海のギャング⁉︎】なのに寝顔が超可愛い…トドの高画質画像まとめ

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イチオシは迫力満点の海獣ショー! 水族館は、珍しい魚・海に生息する動物たちを見られる定番のお出かけスポットとして人気ですよね。 しかし「おたる水族館」の魅力とは、それだけではありません。 「おたる水族館」の最大の見どころと言うべきは、海獣公園で行われる海獣ショー。 これが、ちょっと変わっているんです。 海を仕切っただけの海獣公園 海岸沿いの地形を利用して作られ、トドやあざらしなどが暮らしている海獣公園。 海を仕切っただけなので、昆布などの海藻やウニも生息し、限りなく野生に近い状態でトドやアザラシなどが飼育されています。 トドやアザラシのほか、ペンギンやセイウチなども暮らしていますよ。 ここからは、そんな海獣公園で暮らしている動物たちのショーを紹介していきます。 トドが次々とダイブ!圧巻のトドショー まずはじめに紹介するのはトドショー。 最大の魅力は何と言っても、大きな体ゆえの豪快さです。 逆立ちしたり手を叩いたり、ひとつひとつに圧倒! お客さんの前で芸を披露したら、プール内にある大きな岩場にトドが登っていきます。 飼育員の合図と同時にプールへダイブ! さらにトドショーのハイライトとも言えるのが、鮭の丸飲み。 大きな鮭をまるまる一本飲み込んでしまう姿には、恐ろしささえ感じられます。 かわいいアザラシショー 大きな体のトドとは打って変わって、小さな体で一生懸命に動き回るアザラシたちのショーにも注目。 小さいといえども、人間の大人ほどの大きさほど。 ですが、トドと比べるととても小さく見えますね。 飼育員の合図に合わせて、輪投げをキャッチ。 想像以上に俊敏な動きに驚きます。 一生懸命に動き回るアザラシは、とっても可愛くて癒されるハズ。 アザラシが2チームに分かれて対決するショーは、飼育員の掛け合いも絶妙なので、ぜひお楽しみに。 やる気がない?ペンギンショー 最後にご紹介するペンギンショーは、これまでとは少し違います。 飼育員たちは、飛び込み台や滑り台、シーソーなどが用意され、飼育員がエサをあげながらペンギンに指示を出します。 しかし、ペンギンたちは言うことを聞きません。 飛び込み台に登っても飛び込まず、滑り台も滑らず、自由にエサを食べて歩き回っています。 結局この日はエサを食べただけで終わってしまいました。 そんなペンギンの様子を見るお客さんは、笑顔。 この自由気ままさが、たまらなく可愛いのです。 館内の魚たちにも注目! もちろんショーだけでなく、館内も見どころ満載。 チケット売り場を抜けて、まず目に飛び込むのは大きな水槽。 海のパノラマ回遊水槽です。 巨大なエイやサメ、さらにはたくさんのサバなど、さまざまな魚たちが元気に泳いでいます。 元気に泳ぐ魚たちを見ていると、この先にはどんな魚がいるんだろうとワクワクになりますよ。 ショーを堪能した後は、ぜひ大水槽の海の世界に、癒されてくださいね。 おわりに 飼育員の方たちと動物が一緒に作り上げているショーは、また違った面白さがありまました。 お子様はもちろん大人の方でも、きっと楽しんでいただけることでしょう。 これまでの水族館のイメージとは異なる、「おたる水族館」の海獣ショーをぜひご覧になってみてはいかがでしょうか?.

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