いつか 歌詞 saucy。 Saucy Dog(サウシ―ドッグ)てバンドのいつかって曲の歌詞とかが秀逸な件

いつか/Saucy Dogの歌詞

いつか 歌詞 saucy

文字通り「泣いた」のですが、その理由は楽曲に隠されているだろう切なすぎる背景にあります。 亡くなった彼女に向けた書いた曲? 私自身、初めて聴いた時は 切ない失恋ソング。 くらいに何となく解釈していたのですが、 聴き込んでいるうちに、 「え?これただの失恋ソングじゃないのでは?」 と、感じるようになりました。 なぜなら、ラストサビで綴られる 僕の見た景色を全部 君にも見せてやりたかったんだ またどっか遠くで いつか という歌詞が引っかかったのです。 さらに、失恋ソングにしては別れる要因を演出するような情景表現は一切なく、むしろキラキラしている彼女との思い出話が綴られていく。 後悔のない恋愛? と解釈しようとするにも 「君を思い出にできるほど僕は強くはないから」 と悔いた感情がおもむろに描かれている。 そこでふと感じた。 これ彼女が亡くなっているのではないか? そう考えだしたら、解釈が止まらなくなり、色々調べてみたところ、仮説を肯定するようなボーカル石原さんのコメントを多数発見しました。 以下は、石原さんのインタビューコメントやライブのMCでのコメントをまとめたものです。 スポンサーリンク 楽曲名「いつか」とは 「いつか」という言葉には、• 未来の不定の時を表す。 過去の不定の時を表す。 といった二つの意味があるのですが 本楽曲の 「いつか」は前者を指します。 歌詞では、過去の情景などが俯瞰的に描かれていくのですが、「いつか」の意味は未来の不定。 このギャップも面白いのですが、この未来に想いを託す「いつか」があまりにも切ないのです。 では、本題の歌詞考察に移っていきます。 切なすぎる歌詞に迫っていきましょう。 今回はかなり感情移入してしまいました。 歌詞 坂道を登った先の暗がり 星が綺麗に見えるってさ 地べたに寝転んじゃう辺り あぁ君らしいなって思ったり 時間を忘れて夢中になった 赤信号は点滅してる 肌寒くなり始めた季節に 僕らは初めて手をつないだ 二人の物語 ふたりでひとつの傘をさしたり ブランコに乗り星を眺めたり 押しボタン式の信号機を いつも君が走って押すくだり 仰向けになってみた湖 宙に浮いてるみたいってさ はしゃいでる君とその横でさ もっとはしゃぐ僕なら 本当に飛べるような気がしていた ふわふわと夢心地 君の隣 君の見る景色を全部 僕のものにしてみたかったんだ あぁ 君を忘れられんなあ 当たり前に通ってたあの道 信号機は無くなるみたいです 思い出して切なくなる気持ちも いつかは無くなるみたいです そういえば寒い雪降る日の 田和山の無人公園でさ 震える体 暗い中 いつものように笑い合う 街灯の下で 僕の目に映り込んだ君が いつもよりちょっと寂しそうな気がした 今になってさ 思い出してさ 後悔じゃなにも解決しないさ 忘れられないのは 受け入れられないのは 君を思い出にできるほど僕は 強くはないから 僕の見た景色を全部 君にも見せてやりたかったんだ あったかいココアを一口 いつかまた逢う日までと 笑う顔に嘘は見当たらない じゃあね じゃあね またどっか遠くで いつか 作詞:石原慎也 スポンサーリンク 歌詞の意味・解釈 1番 坂道を登った先の暗がり 星が綺麗に見えるってさ 地べたに寝転んじゃう辺り あぁ君らしいなって思ったり 時間を忘れて夢中になった 赤信号は点滅してる 肌寒くなり始めた季節に 僕らは初めて手をつないだ 二人の物語 何気ない「二人の物語」がポツポツと綴られていく。 歌詞の情景から、想像するだけで微笑ましいような、元気にはしゃく幼げな君と、それを俯瞰的に眺め、幸せな時間を噛みしめる主人公が想像できるのではないでしょうか。 しかし、思い出して頂きたいのは 君は既に亡くなっているということ。 そう捉えて歌詞に向き合うと、微笑ましいどころか、一つ一つの情景が大切な思い出であるのだと無意識下で解釈してしまい、気づけば涙が流れてくる。 情景が丁寧かつ繊細的であるぶん余計に泣ける。 ふたりでひとつの傘をさしたり ブランコに乗り星を眺めたり 押しボタン式の信号機を いつも君が走って押すくだり 仰向けになってみた湖 宙に浮いてるみたいってさ はしゃいでる君とその横でさ もっとはしゃぐ僕なら 本当に飛べるような気がしていた ふわふわと夢心地 君の隣 ここも上の歌詞と同様。 回想している思い出がキラキラしているからこそ、戻らない幸せであることが切ない。 そして、「かわいい」「好き」などの感情表現はないのに、主人公の君に対する愛情は痛いほど伝わってくる。 二度と座ることのできない「君の隣」。 ここがまた切ない。 ボーカル石原さんの 「きみのとなりぃぃぃいい」 と語尾で上がる力強さが、君に対する想いの強さや、必死に前を向こうとする姿を連想させられ、より心が感傷的になる。 サビ1 君の見る景色を全部 僕のものにしてみたかったんだ あぁ 君を忘れられんなあ 君の景色を全部僕のものに というのは、• 同じ景色を見続けたかった• 一生となりで幸せを育みたかった という風に解釈することができる。 二人で同じ景色を共有したかったのに、 君はもういない。 叶わない夢を諦めきれないまま あぁ 君を忘れられんなあ と、天に向かって叫ぶことしかできないのです。 2番では更に切ない情景が続いていきます。

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SaucyDog(サウシードッグ)に注目!代表曲『いつか』の歌詞解説と裏話

いつか 歌詞 saucy

Saucy Dogの「いつか」の歌詞について考える Saucy Dogの代表曲「いつか」の歌詞について少し考察してみます。 そんなSaucy DogのあるライブのMCで、「いつか」を作詞・作曲したボーカルの石原さんが、コメントした後に聴いたこの楽曲は、単なる別れの曲じゃないんだなと感じました。 今回は個人的な視点ではありますが、代表曲「いつか」という楽曲の歌詞が 亡くなった人への曲とも取れると感じたので歌詞の意味を少し深く掘り下げてみました。 スポンサーリンク Saucy Dogとは? Saucy Dog(サウシードック) 参照:Saucy Dog official website ギターボーカル:石原慎也 ベース:秋澤 和貴 ドラムコーラス:せと ゆいか のメンバーからなる3ピースロックバンド。 2013年に結成し石原以外のメンバーが脱退。 ソロ活動を続け、2016年にベースの秋澤、サポートドラマーだった「せとゆいか」が正式メンバーとなり、現体制へと移行する。 2016年12月にMASH FIGT vol. 5グランプリ受賞などの成績を納めながら、活動を続け、2017年には初の全国流通盤1st ミニアルバム「カントリーロード」を発売。 収録曲の「いつか」はYouTubeで560万回再生(2018年12月現在)され、瞬く間に人気バンドの仲間入りを果たす。 Saucy Dogの代表曲「いつか」 Saucy Dogというバンドが飛躍したきっかけがYouTube上で公開されたMV「いつか」。 邦ロックが好きな方なら一度はこのサムネ画像が 「あなたへのおすすめ欄」に出てきたのではないでしょうか? 個人的に「いつか」を聴いていて、耳に残った歌詞を少しご紹介します。 Saucy Dog「いつか」の歌詞 Saucy Dogの名を一気に知らしめた「いつか」の歌詞を一部抜粋しました。 僕の見た景色を全部 君にも見せてやりたかったんだ あったかいココアを一口 いつかまた会う日までと 笑う顔に嘘は見当たらない じゃあね じゃあね またどっか遠くで いつか いつかまた会う日まで、というフレーズを使いながらも、もう2度と会うことのないような儚さを感じる歌詞です。 この曲が代表的でイメージが強いからかもしれませんが、サウシードックの石原さんといえば、別れについての歌詞が多い印象があります。 ただ、この曲は他の別れの楽曲とは少し違うところがあるそうで・・。 「いつか」の歌詞はすぐに書けたと語る石原さん 普段は歌詞作りに時間がかかると言う、石原さんが「この曲は奇跡的に歌詞がバーっとかけた」と語ったのが「いつか」です。 歌詞中にある、「田和山の無人公園」など、石原さんの故郷である島根県の松江市を舞台にしたこの楽曲は、かなりストーリー仕立ての曲なので、思い出を振り返るようにスムーズに歌詞が書けたのかもしれません。 「いつか」の歌詞は亡くなった人に向けても書いた? とあるSaucy DogのライブのMCで石原さんは、 「大切な人が亡くなったときにも音楽活動で通夜、葬儀に出られなかった。 でもここで辞めたら浮かばれないから、遠くの雲の向こうまで歌うことが自分に出来る事だ」 と語り、「いつか」を演奏しました。 普通に歌詞を見てみると、おそらく大切にしていた彼女への気持ちを書いた曲だと読み取れます。 Saucy Dogについてのまとめ Saucy Dogの「いつか」の歌詞の内容を紐解いて見ましたが、ライブMCなどで語った事なども踏まえると、好きだった人や彼女に書いた歌詞だとしても、もっと深いバックグラウンドがあるのではないかと思いました。 レコメンロックを運営しているtakaと申します! 10年以上ロックバンドを追いかけ、自身もバンド活動などをしておりました。 現在でも多くのライブやロックフェスに参加していますが、まだまだ売れるであろうバンドマン達を皆さんにもっとご紹介したいと思い、日々インディーズバンドを中心に発信しております。 関連する記事• 2018. 08 目次 1. サンボマスターの泣ける「おすすめ曲」まとめ1. サンボマスターってどんなバンド?1. サンボマスターおすすめ曲。 歌詞に注目!1. 3[…]• 2019. 27 目次 1. Hello Sleepwalkersが活動休止から解散する可能性について1. Hello Sleepwalkersの活動休止がヤバい理[…]• 2018. 27 目次 1. 9mm Parabellum Bulletがなぜここまで売れたのか1. 9mm Parabellum Bulletのプロフィール1. 2[…].

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一発勝負のステージ、泣きの名曲でチャンスを掴み取った3人組・Saucy Dogとは何者なのか

いつか 歌詞 saucy

』にて、昨年度(Vol. 5)YAJICO GIRLとともにグランプリを獲得したSaucy Dog。 そんな3人が5月24日に初の全国流通盤である『カントリーロード』をリリースしたタイミングで、SPICEでは初となるインタビュー取材を敢行。 バンドの正体を探ることを試みた。 ——元々、最初の頃はどういうバンドだったんですか? 石原:元々は今よりもダークな感じで。 今は明るい感じの曲が多いんですけど、以前はもうちょっと静かな曲が多かったですね。 前のだった時は、歌とメロは僕が作ってたんですけど、コードとかはほとんどベースの人がつけてたんですよ。 この体制になってからは編曲は2人にも頼ってるんですけど、僕が(曲の)全体を作るようになって、それから曲が明るくなっていった感じですね。 ——そういう変化をご自身ではどのように受け止めてましたか? 石原:リセットじゃないですけど、(バンドを)一から始めようっていう状況だったので、僕自身の心境にも変化があって。 秋澤 和貴(Ba):その時の自分らが良いと思ったものがそのまま出てる感じです。 ・石原 慎也 撮影=風間大洋 ——そうなんですね。 例えば『MASH FIGHT! vol. 5』の決勝審査で、エントリー曲ではなかった「いつか」を最後に演奏して会場の空気を一気に持っていったことに関しても、これまでのMASHの先輩バンドにはいない正統派の歌モノっていうジャンルで勝負に出たことに関しても。 石原:はい。 秋澤:それで言うと完全に後者ですね。 石原:狙ってやりたかったよね……(笑)。 秋澤:でも狙ってやったら自分達らしくないよね。 せと:うん。 オーディションの時は、今の先輩とジャンルが近いバンドも何組か出てたので「そっちが優勝するんちゃう?」みたいなことも言ってたんですけど。 石原:うん。 運が良かった。 秋澤:縁があったって話ですよね。 ——とはいえ、ラストに「いつか」を演奏することでああなることは、ある程度予測してたんじゃないですか? 石原:いや、全然予測してなかったですね。 そもそも「いつか」はすぐに出来た曲で。 基本的に曲作りは俺が歌とギターで持っていって、その骨に肉付けしていくみたいな感じなんですけど。 俺が「こういうの作りたいねん」って言いながらワーッて唄ってて、そしたらベースが良い感じにフレーズをピピピッて入れて、ドラムも「あ、それでいいんじゃない? それで作っていこうよ」みたいな感じで入ってきて、それがAメロになって。 だからパッと出来る時は早いんですけど、本当に起伏が激しいっていうか、出来ない時がすっごくて……「歌詞とメロ早くつけてきて」とか言われたり……(せとを見ながら)。 せと:だって進まへんから(笑)。 石原:(笑)。 でも「いつか」は奇跡的に歌詞がバーッて書けて。 ギターでコードを弾きながらそれに合うように歌詞を読んでいっただけ、みたいな。 ——そうやってフラットな感じで作っていった曲が、MV再生数64万回(2017年6月時点)にまで到達したと。 石原:まさかこんなに話題になるとは思ってなかったですね。 秋澤:でも(オーディションでは)「絶対この曲はやろう」って言ってたよね。 せと:うん。 去年はずっとツアーをまわってて、あんまり持ち曲が多くなかったんですけど、その中で「この持ち時間で3曲選ぶんだったら何する?」ってなった時に3人とも同じ曲を選んでて。 その中に「いつか」も入ってたんです。 元々(エントリー曲の)「Wake」は前のメンバーの時の曲だったので、じゃあもう(当日に)演らなくても別にいいよね、って。 ——なるほど。 正直、グランプリを獲る自信ってありました? 石原:……優勝できるっていう自信は(オーディションに)出る段階ではなかったんですけど、ライブ終わった時は負ける気がしなかったというか。 秋澤:「Wake」を演らずに落ちたとしてもそれはそれでいっか、みたいなところもあって。 でも正直(自分たちの名前が)呼ばれる気はしてましたね。 だから「!」って呼ばれて、「ああ、やっぱり呼ばれた!」と思ったんですけど、そしたらもう一組いて、「あ、そういうパターンもあるんだ……?」って(一同笑)。 ——勝因は何だったと思います? 秋澤:一番の勝因は「いつか」なんかなって思ってしまうけど—— せと:でも、その頃ずっとツアーばっかりしてたからからじゃない? 最初の方のライブとかグチャグチャだったんですよ。 石原:歌詞が飛んじゃって、「あ、歌詞出てこない! 待って待って〜!」って演奏止めてもう1回やり始める、みたいな。 せと:そう。 結構ひどいライブから始まって。 ・秋澤 和貴 撮影=風間大洋 ——それっていつ頃ですか? せと:(この3人での)初ライブの時ですね。 去年の4月2日だったんですけど、そのひどいスタートからずっとツアーをまわってて。 結構がむしゃらにまわってまわって、とにかくライブをめっちゃいっぱいして。 何となく形になってきたというか、自分たちにちょっと自信を持てるようになったぐらいにタイミングでちょうど『MASH FIGHT!』があったんです。 石原:ちょうど、ライブハウスで撮った動画を観ながら「俺たちそんな下手じゃなくなったよね」みたいな話をした時ぐらいやったね。 秋澤:うんうん。 せと:演奏面よりライブの見せ方というか、お客さんとのライブ中の距離感みたいなのが変わったような気がします。 前までは自分たちの中だけで「あ〜、良いライブ〜」とか「頑張らな」「ミスしたらアカン」みたいなことを考えてたのが、どんどんこう——お客さんがいて、ライブがあって、お客さんに対してライブをするんだ、みたいな意識が出てきて。 「お客さんにどう見られたいか、何を伝えたいのかを考えよっか」みたいな話もするようになりました。 石原:僕自身が前を向いて唄えなくなってた時期があって。 違う違う違う! せと:こういう時に限って目が合っちゃう。 すみません(笑)。 石原:……まあギターが下手なので(笑)、自分に自信が持てない時期もあったんですけど。 でも、もちろんギターも上手くならなきゃいけないけど、俺はギターより歌で絶対伝えるべきやし、俺の歌は通用するって思ったから、自分の歌を信じてもっと前を見て唄おうと思いました。 今はもうお客さん一人ひとりの目を見るぐらいのつもりで唄ってます。 秋澤:(石原は)日々結構変わっていってる感じはあったんですよ。 でも、僕らも頑張ってやっていくうちにメンバーのことを信頼してくれるようになってきて、そこから歌も結構変わったなって思います。 ——お互いを信頼できるようになったのはわりと最近ですか? 石原:うーん…………俺は今年に入ってからかなって思います。 MASHのオーディションがあって、「これから3人でやっていくぞ」っていうのを3人で再確認して……ちゃんとお互いを信頼できたのはそれからやんな? せと:何かずっと迷いつつやってたのが、グランプリをもらったことによって、ちょっと自分たちに自信を持てたというか。 周りからちゃんとした評価をもらえたことで自信に繋がって、そしたら気持ち的にも、もっと上を見られるようになった気がします。 石原:もっともっとライブしたいし、もっと伝えたいって思ったし、伝えなきゃダメだなって思いました。 ・せと ゆいか 撮影=風間大洋 ——今回のミニアルバムにはコンセプトやテーマみたいなものはあったんですか? 石原:いや、なかったです。 せと:元々ミニアルバムを作るために曲を作ったのではなくて、今ある曲を今応援してくれてる人にとにかく届けたかったので、「ミニアルバム作りたいね」っていう話になったんです。 石原:僕たちの今できる音楽を全部入れたような形の、名刺代わりの一枚っていう感じですね。 ——この7曲を聴かせていただいてまず気になったのが、先ほど仰っていたように曲調は明るいにもかかわらず、実は幸せな曲がないんじゃないかなっていうことで。 石原:そうですね。 ——別れとか後悔とか失恋とか、そういうものが中心にありますよね。 石原:はい、それこそ「いつか」はもう二度と会えない人に向けて書いた曲なんですけど。 僕は別れとか後悔を歌にする方が良い歌詞が書けるというか、もちろんそれ以外にも挑戦していきたいんですけど、今のところそういう歌詞の方が得意ですね。 ……でも、確かに別れの歌詞は書きがちやなぁ(笑)。 せと:ふふふ。 自然にそうなるんかな? 石原:うん。 自然にそうなっちゃいます。 ——自分自身が悲しい思いをした時に歌詞が書ける、と。 石原:はい。 ——楽しい時にはそうはならないんですか? 石原:そうですね、忘れちゃいます!(笑) ——(笑)。 石原:社会のこととか自分自身のこととかばっかり書いてたんですけど——何がきっかけだったは分からないんですけど、自分の価値観とか考え方が変わったんですかね。 この3人になってからそういう曲が増えだしましたね。 秋澤:それに今の方が生々しいよね。 撮影=風間大洋 ——確かに感情一つひとつの描写がリアルだし、だからこそ刺さってくる部分もあります。 でも、俯瞰的な視点も少し混ざってますよね。 石原:そうですか? 例えば? ——私が気になったのは、例えば「いつか」の<押しボタン式の信号機を/いつも君が走って押すくだり>というところで。 ここだけ目線が一歩引いてるなって思って。 何か他人事じゃないですか。 オードリーの若林(正恭)さんが何かのテレビ番組で「そのくだりもういいよ」ってツッコんでたんですよ。 そういうふうに、自分の中でブレイクした言葉とか面白いなって思った言葉を書いちゃうみたいなことは結構多いんですよ。 石原:ああ〜! …………そうだよ? せと:違うみたいですね(笑)。 でもここの歌詞を聴く時に個人的に浮かぶ風景はいっつも下り坂だった。 ——普段「ここの歌詞ってこういう意味なの?」ってお互いに答え合わせしあうことってあんまりないですか? 石原:あんまり無いよなあ? せと:たまには訊くけどね。 ——それは意外でした。 の曲はどれも、歌メロに沿って楽器も一緒に唄ってるような感じがあったので、事前に景色を共有し合ったりしてるのかなと。 石原:でも俺が勝手に言っちゃったりすることもあるよね。 「これとこれは掛けてるんだよ、面白くね? ははは〜」みたいな感じで。 例えば「ジオラマ」やったら、<揺れるつり革 触れる見知らぬ肩>とかを「ここ語呂良くね?」って。 秋澤:まあそういう時に限ってこっちは大して話を聞いてないんですけどね(笑)。 「ああうん、そっか〜」みたいな。 撮影=風間大洋 ——逆に秋澤さんやせとさんは、石原さんの歌詞のこういうところが好きみたいなポイントってあります? 秋澤:好きというか印象深いのは、「マザーロード」っていう曲の<街頭照らす助手席で 君は前を向いたままで>とかですね。 この曲のこのフレーズってすごく映画っぽいというか。 ——石原さんの歌詞は情景を説明するような言葉が多いんですよね。 だから映画っぽいのかもしれないですね。 秋澤:ああ、そうかもしれないです。 いろいろな捉え方ができるようなフレーズがいっぱいあるなって思ってて。 その時々で好きなものは変わるので、どれか一つを選ぶとなると難しいですけど。 せと:私はさっき挙がった「マザーロード」だったら、<窓をなぞった先には何かみえたのかい>かな? これは確か「どういう意味?」って(石原に)訊いたんですよ。 そうしたら、曇った窓ガラスに絵を描いたりするのを表してるみたいで。 石原:うんうん。 せと:あとは「wake」の<ついでに見せないようにポイしちゃえば/良いんじゃない?>っていうところ。 比喩とかも結構使ってるんですけど、そういうところが面白いなって思ってます。 ——では最後に今後の展望を伺いたいんですけど、今作ではついに全国デビューしました。 で、普通やったら「ありがとう」っていうタイトルならこういう歌詞を書くっていうところを、俺やったら同じタイトルでも全く別の歌詞を書いていきたいって思ってます。 これからもずっと。 ——普遍的なテーマを扱いつつ、それを捉える時の角度や見方に自分らしさを滲ませたい、みたいな感じですか? 石原:はい。 俺はこういう捉え方をするからこういう歌詞を書く、それがみんなにも共感できるみたいな、そういう絶妙なところを狙っていきたいなって 秋澤:僕はとにかく音楽が大好きなので、自分が納得いく、プラス面白い曲とかアルバムとかを作っていきたいです。 このバンドで、ジャンルを超えて本当にいろいろな音楽をしたいなって思ってます。 せと:私はザックリいうと、今テレビで見てる大先輩に並ぶような、みんなが愛してくれるようなバンドになりたいです。 有名なバンドになれたらいいなって思います。 秋澤:そうですね。 オアシスぐらい売れたいです! 石原:それはヤバいなあ(笑)。 取材・文:蜂須賀ちなみ 撮影=風間大洋.

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