ビニールハウス。 ビニールハウスの価格の相場|最高の構成で安く購入するコツ10選

ビニールハウス栽培|13のメリット・デメリットと収益順作物一覧表

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ビニールハウスの構造はいたってシンプル この章では、ビニールハウスの基本構造と主要部の名称をご説明します。 あわせてパイプの太さと強度との関係をご説明します。 この章を読むことで、見積りの基本的なことがわかるようになります。 またハウスを建てる地域の積雪や台風を考慮した構造になっているか確認できるようになります。 1-1. ビニールハウスの基本構造 ビニールハウスの基本構造はいたってシンプルです。 大きくは側面、妻面(扉含む)、ビニールで構成されます。 積雪など上部からかかる力に対しては、アーチパイプで支えます。 強風などの横からの力に対しては、側面を縦方向に走る母屋パイプ等で支えます。 それぞれのパイプは金具で連結され、相互に補完して強度を維持しています。 扉や換気扇などはすべて妻面につけます。 側面には風を通すための巻き上げ機以外はほとんど何もつけません。 1-2. ビニールハウスの主要部の名称 ビニールハウスの基本構造を考えるにあたっては、少なくとも次の名称は覚えておきましょう。 これがわからないと業者との打ち合わせがスムーズに進みません。 【ビニールハウスの主要部の名称】 側面 : アーチパイプと直線パイプを組み合わせて構成される面 妻面 : 直線パイプで構成され、扉や換気扇などを設置する面 間口 : ビニールハウスの幅 奥行 : ビニールハウスの長さ 棟高 : ビニールハウスの頂上の高さ 軒高 : 側面の直線パイプの高さ アーチパイプ : 側面の上部を構成する2本1組のパイプ 母屋パイプ : 天井部を端から端まで支えるパイプ 妻柱 : 妻面を縦で支えるパイプ 妻梁 : 妻面を横に支えるパイプ 側梁 : 側面を縦に端から端まで支えるパイプ 1-3. 【参考】パイプの太さや本数とサンプル図面 例えば次のような規模のビニールハウスであれば、上図のようにパイプが配置されます。 【参考 : 間口5. 4m 奥行25m ピッチ0. 5m 3連棟のパイプ配置図】 2. ビニールハウスの構造計算と価格の関係を知ってムダな出費を防ぐ方法 この章では、ビニールハウスの構造計算と価格の関係をご説明します。 構造計算によって、アーチパイプの太さや厚み、ピッチ(パイプ配置間隔)の関係が決まります。 これにより、ビニールハウスを建てようとする地域における必要なスペックの見当がつけられます。 この章を読むことで、入手した見積りが過剰スペックかどうかがわかり、ムダな初期投資を防げるようになります。 2-1. 構造計算の必要性を知ることで、過剰スペックかどうか判断できるようになる なぜ構造計算の必要性を知る必要性があるかというと、それは過剰スペックによる割高な買い物を防ぐためです。 農林水産省HPも、農業用ハウス業界について次のように書いています。 適切な構造 = 「風(最大瞬間風速)」と「雪(最大積雪深)」に耐えられる必要十分な強度を備えていること なぜ風と雪に耐えられる強度が必要かというと、それは風や雪で倒壊さえしなければ「ビニールハウスはいつまでも使える」からです。 ビニールハウスはパイプとビニールのシンプルな構造です。 パイプは、多少錆びても農業には支障ありません。 ビニールは、張り替えれば新品になります。 つまり、ビニールハウスは倒壊さえしなければ、基本性能を保ったまま長く使うことができるのです。 それ故、倒壊をもたらす風と雪の対策が最も重要といえるのです。 2-3. 構造計算に用いる風と雪の具体的な数値は、「最大瞬間風速」と「最大積雪深」の2つ 構造計算において風と雪の具体的な数値は、「最大瞬間風速」と「最大積雪深」を用います。 それぞれ詳しく説明します。 「最大瞬間風速」~風に関する語句の説明 風に関して知っておきたい語句は次の4つです。 【重要】最大瞬間風速や最大積雪深を考える際は「 再現期間 年 」も考えましょう! 「再現期間」とは 「再現期間」とは、その数値の積雪や風速などが再び起こるまでの期間をいいます。 例えば、ニュースなどでよく「50年に一度の台風」などといいますが、これは同じくらいの規模の台風が平均して50年ごとにやってくるということです。 つまり「再現期間50年」です。 なぜ「再現期間」が大切なのか なぜ「再現期間」を考慮することが大切かというと、 人によってビニールハウスを使う期間が異なるからです。 具体例をあげて考えてみましょう。 年齢的に70歳ぐらいまでは元気に農業できるとすると、40年以上あります。 そうすると、台風を想定するのに 「再現期間」が10年程度では心もとないでしょう。 先にも説明した通り、ビニールハウスは倒壊さえしなければいつまでも使い続けることができます。 初めて建てたビニールハウスは、あなたの成長とともにいつまでも健在であって欲しいものです。 何十年に一度あるかないかの天災は見込まなくてもよいかもしれません。 このように、人によって求めるスペックは異なってきます。 これを一律にしてしまうと、 「過剰」スペック、あるいは「過少」スペックになるおそれがあります。 見積りを取る際には、将来的なことも業者に伝えましょう。 「園芸用ハウスの設計条件(積雪深・風速)に係る付表」(日本施設園芸協会HPより) 「再現期間」ごとの最大瞬間風速や最大積雪深の地域別数値は、一般社団法人日本施設園芸協会HPから提供されています。 地域ごとに細かく算出されていますので、こちらを参考にするのが良いでしょう。 詳しくは次の『 を参照ください。 2-5. 過去の最大瞬間風速、最大積雪深を自分で調べる5つの手順 参考に、各地域の最大瞬間風速や最大積雪深を自分で調べる方法をご紹介します。 具体的にはを使用します。 おおまかな手順は次のとおりです。 (1)「都府県・地域を選択」をクリック (2) ご希望の都道府県をクリック (3) 市町村をクリック (4)「地点ごとの観測史上1~10位の値」をクリック (5)「日最大瞬間風速・風向」と「月最深積雪」を見る では、順を追って説明します。 過去の最大積雪深を調べたい場合は、「月最深積雪(cm)」をみます。 参考に、農地コンシェルジュのある奈良県奈良市のデータをみてみましょう。 最大瞬間風速の観測史上最大記録は、47. 1979年9月30日に観測されました。 40年前のことです。 記憶に新しいものとしては、2018年9月の37. この時たくさんのビニールハウスが倒壊しました。 積雪に関しては、1990年2月の21cmが観測史上の最大記録です。 ちなみに奈良市は豪雪地帯ではありません。 それでも積雪で倒壊したハウスもありますので、最大積雪深も考慮する必要があります。 ぜひ一度、お住まいの地域のデータを調べてみてください。 40年前に47. 「再現期間」の計算は、観測開始以降の大小含めたたくさんの観測記録から、統計的な計算手法を用いて算出されます。 決してグラフの極大値の山と山との間隔を測った単純なものではありません。 今回ご紹介した調べ方は、あくまで参考情報としてください。 2-6. 風と雪に耐えられる強度は、アーチパイプの太さ・厚み、ピッチ(間隔)の関係が重要 風と雪に耐えられる強度かどうかは、アーチパイプの太さ・厚み、ピッチ(パイプの間隔)の関係でほぼ決まります。 この関係については、日本施設園芸協会からデータが出されています。 参考例を、次にご紹介します。 【最大瞬間風速とアーチパイプの直径・厚みとの関係】 ピッチ : 0. 2mm 1. 4mm 1. 8mm 1. 6mm 【最大積雪深とアーチパイプの直径・厚みとの関係】 ピッチ : 0. 2mm 1. 4mm 1. 8mm 1. 8mm 1. これをもとに、見積りに載っているパイプの仕様と比べてみましょう。 過剰スペックあるいは過少スペックになっていないか、目安をつけることができます。 確かにパイプの直径を太めにしておいた方が安心ではあります。 しかし、コストが問題です。 先にご説明したように3連棟で奥行25mのビニールハウスで300本程度のアーチパイプを使います。 1本あたりの価格差はわずかでも、本数が多くなると相当なコストアップにつながります。 必要十分なスペックとなるよう、業者とよく話し合って進めていきましょう。 まとめ いかがでしたでしょうか。 この記事では次のことを説明しました。 (1)ビニールハウスの基本構造 (2)ビニールハウスの構造を理解するにあたって知っておきたい各部の名称 (3)ビニールハウスの構造計算の必要性 (4)積雪や台風に関する用語と知識 (5)各地域の最大瞬間風速、最大積雪深の調べ方 (6)積雪や台風に耐えられるアーチパイプの直径と厚みの関係 この内容を理解することで、ビニールハウスの基本構造がわかるようになります。 また業者の見積りが、ハウスを建てる地域の台風や積雪を考慮した構造になっているか確認できるようになります。 そしてオーバースペックで割高に感じる場合は、業者に根拠をもって質問できるようになります。 この記事があなたの理想のビニールハウスを建てるお役に立てれば幸いです。 ビニールハウスの価格について知りたい方におすすめの記事はこちら。

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ビニールハウスの構造|初期費用を抑えて台風と雪に勝つ最重要2項目

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ビニールハウスの用途・規模の違いによる価格の相場 この章では、ビニールハウスの価格の相場をご説明します。 ビニールハウスには、ベランダやテラスに設置できるものから、家庭菜園用、業務用(農業用)までいろいろあります。 特に本格的な農業用は連棟(棟を横に連結)にすることで、広大な面積のビニールハウスを建てることができます。 この章を読むことで、あなたが考えている用途や規模に応じたビニールハウスの価格の相場がわかります。 1-1. ビニールハウスの用途・規模の違いによる価格の相場 ビニールハウスの用途・規模の違いによる価格の相場は次のとおりです。 用途 価格の相場 面積・規模(サイズ)の目安 内容 簡易版 3,000~10,000円 4㎡程度 サイズ:縦横0. 5-2m ベランダやテラスにも設置可能 家庭菜園用 10,000~50,000円 4-20㎡ サイズ:縦横2. 5-10m 奥行:5-100m 連棟にすれば広大な面積も設置可能 1-2. 簡易版(縦横0. 5~2m以内)は、3,000円程度から入手可能 簡易版は、寸法が縦横0. 5m~2m前後のものが多いです。 ホームンセンターや通販で3,000円程度から入手可能です。 マイホームのテラスの鉢植えやプランターなどに使用します。 小さいものならマンションのベランダにも設置可能です。 簡易版には面積をコンパクトにする分、細長く背が高いものもあります。 こういった形は風で倒れる危険があります。 ハウスが倒れて中の植木鉢を壊してしまわないよう、固定する方法も考えて設置しましょう。 1-3. 家庭菜園用(縦横2~5m前後)は、10,000~50,000円前後 自宅の庭や小さな畑などで家庭菜園として、小型のビニールハウスを自作される方が多いです。 こちらもホームセンターや通販で購入できます。 サイズにあわせて、10,000円から50,000円程度まであります。 パイプを組み、地面に差し込み、ビニールを張ります。 雨露よけや保温効果が期待できます。 台風や雪の季節はやはり心配です。 もしもの時は、ビニールを外すなどの対策も考えましょう。 あとビニールだけを追加購入できるか確認しておきましょう。 ビニールが専用品だと、破れた場合に部品として入手できなかったり、思ったより高くつく恐れがあるからです。 1-4. 農業用のビニールハウスの価格を左右する重要な5つの項目 なぜこれほど価格に差が出るかというと、次のように選択できる項目が非常にたくさんあるからです。 その中でも特に重要な項目は次の通りです。 【ビニールハウスの価格を左右する重要な5つの項目】 (1)【工事費用】施工費込みか、自分で組み立てるか (2)【資材の質】パイプの材質、太さの違いよる価格差 (3)【資材の量】パイプ間のピッチの違いによる本数の差 (4)【資材の質】ビニールの違いよる価格差 (5)【オプション装置の有無】特に換気扇や暖房関係の装備の有無 それぞれ重要な項目ですので、第2章で詳しく説明します。 間口(幅)7. 2 m、奥行(長さ)50 m、3連棟で建てた場合(面積約1反=10a)の概算は8百万円前後 農業用のビニールハウスを、間口(幅)7. 2 m、奥行(長さ)50 m、3連棟で建てた場合(面積約1反=10a)の概算は8百万円前後になります。 その際の前提条件は次の通りです。 項目 内容 総面積 1反=10a 間口(幅) 7. 2 m 奥行(長さ) 50 m 棟数 3連棟 ハウス面積 900㎡ 扉 両開きを3つ(各棟に1つずつ) 換気扇 3つ(各棟に1つずつ) 巻き上げ装置 側面およびすべての谷部に設置 組立施工 業者に依頼 設計強度 耐風性、耐雪性は奈良盆地を想定 実際には、各メーカーの仕様に応じて価格は大きく差が出ます。 あくまで参考ケースとしてください。 本格的な農業用ビニールハウスの価格の構成要素 この章では、本格的な農業用ビニールハウスの価格の構成要素について説明します。 各部の価格の相場がわかれば、見積もり全体の価格の妥当性もわかるようになります。 この章を読むことで、見積もりが自分の希望の仕様に見合った価格なのかがわかるようになります。 2-1. ビニールハウスの見積の内訳 ビニールハウスの見積は、一般に本体部材、換気部材、被覆部材、運搬・施工費にわけられます。 おおよその価格構成比率を知っておけば、見積もりをもらった際に見比べることができます。 大きく差がある場合は、業者に質問してみましょう。 なぜなら、過剰スペックによる無駄な初期投資を防ぐことができるようになるからです。 つまり、パイプの過剰スペックを防ぐことが一番影響力があるということです。 以降、それぞれの標準的な内容と役割について解説していきます。 2-2. 【本体部材】間口の広さと標準的なパイプを知って過剰なスペックと価格の高騰を防ぐ ビニールハウスの骨組みはパイプで構成されます。 ビニールハウスを「パイプハウス」と呼ぶのもそのためです。 ハウスの面積が同じでもパイプの太さやピッチ(パイプの間隔)によって金額が変わってきます。 具体的には次の関係があります。 ・間口を広くしたいなら、パイプを太くする必要がある ・耐雪性や耐風性などを高くしたいなら、パイプを太くするかピッチを狭くする必要がある ・細いパイプで作りたいなら、ピッチを狭くする必要がある もちろんピッチを狭くしたらその分本数は増えるので、価格もあがります。 間口とパイプ径・厚みとの標準的な関係(パイプピッチ:45~50cm の場合) ハウスの間口とパイプ径・厚みとの標準的な関係は次の通りです。 なおピッチ(パイプの間)は40~45cmを想定しています。 ハウスの間口 標準的なパイプの直径の目安 標準的なパイプの厚み 4. 1mm 1. 2m 5. 2mm 1. 2m 6. 4mm 1. 2m 7. 8mm 1. 2-4. 【本体部材】ハウスに設置する扉は1つあたり15,000〜50,000円程度 ハウスに設置する扉は、片開きのものか両開きのものかで次のように費用が変わります。 【メリット】 ・ハウスへの出入りがラク ・作業効率が高い ・農業機械が入れる 【デメリット】 ・価格があがる ・虫や雑草の種が入り込みやすい ・空気がもれやすく空調がききにくくなる ・レールに泥がつまったりして傷みやすい ・ビニールの張り替え時に手間が増える 2-5. 【本体部材】連棟になると雨樋(とい)が必要|1mあたり2,000-3,000円 連棟になると谷部に雨樋(とい)が必要になります。 1mあたり2,000~3,000円はかかります。 例として、全長50mの場合は100,000~150,000円になります。 連棟の数が増えるとその分、谷部の数が増えます。 ハウスの性能に関係ない部分で大きな出費となります。 単棟にするか連棟にするかの判断材料にしてください。 2-6. 【換気部材】自然な風で換気するなら巻き上げ機|側面と谷部に設置し10,000~20,000円前後 側面をあけて換気をする場合、巻き上げ機を使用します。 両サイドを巻き上げることで自然な風で換気します。 連棟の場合、谷部の高い所にも巻き上げ機が必要です。 手の届くところで10,000円前後、谷部や高い所では20,000円前後になります。 2-7. 【換気部材】強制的に換気するなら換気扇|さらに換気効率を高めたいなら循環扇を設置 強制的に換気したいなら、妻面に換気扇を設置します。 換気扇の価格は1台あたり100,000~200,000円になり、オプションの中でもかなりの高額品です。 反対側にはシャッターも必要になり、価格は25,000~50,000円あたりです。 さらに換気効率を高めたいなら循環扇を設置する 換気効率をさらにアップさせるために、循環扇を取り付ける場合があります。 おおよそ 40,000円前後です。 ハウスの奥行が長くなると、換気扇だけでは十分に換気できません。 特に奥行 50 mを超える場合は、必須と考えてください。 2-8. 【換気部材】自動開閉・自動換気は200,000円から 換気装置を、温度センサーと組み合わせて自動開閉・自動換気にすることも可能です。 ただし高額です。 温度センサーと制御装置で200,000円~です。 巻き上げ機を電動にするのに、一つにつき60,000円~かかります。 ただ高額な分、次のようなメリットがあります。 【ビニールを選ぶときの検討項目】 ・価格 ・透明性 ・直射光or散乱光 ・耐久性(経年劣化に対して) ・引き裂き強度(外的衝撃に対して) ・防塵性(ホコリ、ベタつき) ・紫外線カット ・保温性 各メーカーが特色のある商品を出しており、高いものもあれば安いものもります。 2-10. 【被覆部材】高いものにするか安いものにするかは、最終的には自分の価値観次第 ビニールを選ぶ際、まずは栽培作物によってある程度絞り込めます。 しかし、最終的には次のような自分の価値観で選ぶしかありません。 ・高くて長寿命なものを長く使いたい ・安いものを毎年張り替える方が良い それぞれのメリット・デメリットを説明します。 高くて長寿命なビニールを長く使う場合のメリット・デメリット 高いが耐久性があり長寿命のものを長く使う場合のメリット・デメリットは次の通りです。 【メリット】 ・毎年新品なのでキレイ ・張り替え作業に熟練してくるので、破れたときの復旧がはやい ・栽培作物にあわせてビニールを変えるなどの対応が簡単にできるようになる ・台風の時に切り裂いてパイプ本体を守る手段に出やすい 【デメリット】 ・安いものは透明性、強度など様々な面で劣る ・業者に張替えを依頼する場合、高くつく 2-11. 【運搬・施工費】施工品質を確保するためには施工費をある程度みておく 施工費を値切って施工品質が下がると、かえって損することになります。 施工業者に対しては、値切るよりもむしろどれだけ品質良く組み立ててくれるのかを確認しましょう。 施工品質が悪いと次のようなデメリットがあります。 【施工品質が悪い場合のデメリット】 (1)基礎工事が不十分だと、パイプが沈みハウスがゆがむ (2)換気扇を回しても隙間から風が入りこみ十分に換気できない (3)隙間から虫や雑草の種が飛んでくる (4)ビニールにたるみがあるとそこから露がおちて、下の野菜が病気になる(しずくには雑菌がいっぱい) (5)台風時、強度のムラがあるとそこから歪んで倒壊する (6)台風時、下から風が入り込み飛ばされる (7)積雪時、設計時の強度計算どおりにならず倒壊する (8)積雪時、ビニールのたるみがあると引っかかって雪が滑り落ちない ビニールハウスはパイプとビニールでできたシンプルな構造です。 それだけに施工品質はとても重要なのです。 施工不良を回避する時期別9つの確認事項 施工不良を回避するためには施工業者とよく話し合い、できれば次のようなことを確認しましょう。 【契約前】 (1)施工担当者の経験や実績は十分か (2)農地の状況(地盤の固さや水はけなど)を把握しているか (農地で気になる箇所があればきちんと伝えておく) 【本体建設中】 (3)パイプが土中にしっかり差し込まれているか (4)アーチパイプは歪みなく並んでいるか (5)金具がきちんと締められているか (6)扉を閉めたとき隙間なくピシッと閉まるか 【被覆部材取付中】 (7)ビニールにシワやたるみはないか (8)巻き上げ機はタルミなく巻けるか (9)換気扇を回したとき隙間から風が入り込んでないか (特に下側から風が入り込んでいないか) 自作も可能だが、初めて建てる場合はあまりお勧めしない ビニールハウスは自分で組み立てることも可能です。 実際、自分で組み立てられる方もおられます。 ただ、初めてビニールハウスを建てる場合、自作するのは次の理由からあまりお勧めしません。 【初めてビニールハウスを建てる場合に、自作をお勧めしない3つの理由】 (1)ビニールハウスのことをあまり詳しくない中でパイプや金具等の必要な部材をすべて自分で揃えるのは困難 (2)電装系のオプションを装備する場合は電気関係の知識も必要 (3)自己流で組み立ててハウスが損壊した場合、農業そのものに支障をきたす (家庭菜園なら別ですが、業務用ですので生活がかかっていることを忘れてはいけません) たとえ自作する場合であっても、施工経験のある方に指導してもらいながらすすめましょう。 ビニールハウスは大切に使えば何十年でも大丈夫です。 それが施工品質が悪いために寿命を縮めてしまうのはもったいないことです。 ちなみに農地コンシェルジュの近隣農家さんにビニールハウスの組み立てを仕事にされてきた方がおられます。 その方は引退後に古いパイプをもらってきて、自分の畑にビニールハウスを建てられました。 施工品質が良いので、中古パイプでも30年間台風や積雪に耐えています。 そのハウスは今もまだ健在です。 そのくらい施工品質は重要なのです。 まとめ いかがでしたでしょうか。 この記事では、次のことをご説明しました。

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ビニールハウスのメリット・デメリット ビニールハウスのメリット・デメリットについて、同一作物を栽培するという条件で露地栽培と比較してみましょう。 <露地栽培のメリット> ・作物を育てる面積を広げるのが容易 ・ハウス栽培と同一面積で比較すると、低コスト ・連作障害が出やすい作物であっても、場所を変えるだけでOK <露地栽培のデメリット> ・作物の最適時期以外に育てることができない ・天候による影響を受けやすい ・病害虫の被害を受けやすい <ビニールハウスのメリット> ・1年を通して栽培することができる ・旬の季節を外して収穫することもできるため、高値が狙いやすい ・保温や遮光をすることで、作物に適した温度等を調整可能 ・天候や病害虫による被害を受けにくい ・病害虫発生を抑えやすいため、農薬利用の回数を減らすことができる <ビニールハウスのデメリット> ・ビニールハウスの建設にコストがかかる ・作物を広い面積で育てようとすると、コストがかかる ・同じ場所で農作物を作り続けることになるため、連作障害が起きやすい ・台風などによって倒壊の恐れがある ・ビニールハウスのメンテナンスにコストがかかる ビニールハウスは、コスト面でのデメリットが目立ちます。 どの栽培方法にしても意識すべきことですが、新しい栽培方法に投資する場合には、必ず収支シミュレーションを行いましょう。 水耕栽培のメリット・デメリット ビニールハウスを活用した「施設栽培」では、安定した生産を目的に始める人が多いのではないでしょうか。 そんな「施設栽培」を志す人にとって、水耕栽培は利点ある栽培方法と言えるはずです。 ただし、デメリットももちろんありますが。 <水耕栽培のメリット> ・土を使わない栽培のため、土壌に関する病害発生リスクがない ・肥料などをコントロールして栽培することができる ・土が使えない場所でも栽培が可能 ・広い畑がなくても栽培が可能 元々、農作物の栽培に適していない場所でも育てることができる栽培方法ですから、都市などの、広い農地を用意できない場所での農業に活用されている印象です。 <水耕栽培のデメリット> ・農作物を育てるのに重要な培養液のコントロールに技術が必要 ・停電や断水などが起きた時に、栽培できないリスクがある ・土壌に関する病害リスクは低いが、培養液を介した病気の発生が考えられる AIなどを駆使したスマート農業との相性が抜群に感じられる水耕栽培。 システムに栽培管理を任せることで、農業に携わってこなかった人でも農作物を育てることができると注目を集めています。 しかし地震や台風といった自然災害で停電が起こることも十分考えられます。 「停電でシステムが作動しなくなったら・・・」もしものリスク管理が必須になってしまうのがネックですね。 注目されているビニールハウス・水耕栽培 メリットもあればデメリットもあるビニールハウス・水耕栽培ですが、高齢化や後継者不足に関する話題が目立つ農業界の今後において、必要不可欠な技術なのではないでしょうか。 農業ベンチャー企業であるグリーンリバーホールディングス株式会社は、アメリカで開発された「縦型水耕栽培装置」をベースに、独自の技術を加えた葉菜類栽培装置の販売を開始しています。 水耕栽培装置を縦型に設置することで、ビニールハウスのデメリットでもある「広い面積で育てにくい」をクリアすることにもつながります。 またIoTを活用することで、遠隔地のビニールハウスを制御することもできます。 水耕栽培のデメリットとして挙げた、停電等のリスクは常に意識する必要はあります。 また新規就農者がIoTの栽培管理に頼りすぎてしまい、システムが使えなくなったときにリカバリーできないのでは困ってしまいます。 しかしビニールハウスと水耕栽培、そして近年のIoT技術が、就農への敷居を下げてくれているのは確かなのではないでしょうか。 関連する記事• 2019. 23 病害虫に対する抵抗性をもった品種や本来の生育温度帯以外でも育つことができる品種など、さまざまな特性をもった農作物が増えています。 農作物は元... 2017. 13 農業従事者の高齢化問題や、高齢化に伴う耕作放棄地の増加、後継者不足など、日本の農業が抱えている問題は深刻化しています。 しかし今、生産だけで... 2018. 08 近年、日本の気候に変化が生じているように思えます。 日本は春夏秋冬を感じられる国でしたが、「真夏日」と呼ばれる日が増えたように感じます。 2017. 31 毎年、夏真っ盛りになると必ずニュース報道を賑わせるのが全国各地で起きている熱中症。 学校行事などで熱中症が発生すると大騒ぎになるので報道の扱い... 2018. 25 より良い農作物を生産するために、たくさんの研究者が品種改良に取り組んできました。 病気に強い品種や気候変動に強い品種など、さまざまな品種が開...

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