潰瘍 性 大腸 炎 症状 初期。 潰瘍性大腸炎(指定難病97)

潰瘍性大腸炎(指定難病97)

潰瘍 性 大腸 炎 症状 初期

潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)とは、大腸の粘膜にびらんや潰瘍などの炎症が出来てしまう、 大腸の炎症性疾患です。 年齢問わず発症しますが、近年特に 20代~30代の人に多くみられ、また患者数も年々増加しています。 平成25年の調査では国内の患者数は 16万人以上にのぼり、人口10万人あたりに100人ほど患者がいるという計算になります。 はっきりとした原因が解明されていないため、1973年にいわゆる 難病と呼ばれる「特定疾患」に指定されました。 近年、芸能人や著名人なども潰瘍性大腸炎であると公表することが多く、患者が増加している背景とともに画期的な治療法や新薬の開発が望まれています。 クローン病との違いは? 大腸性潰瘍炎もクローン病も、ともに消化器官に炎症が発生する疾患です。 クローン病は10代~20代に多く発症し、理由は分かっていませんが男性の方がかかりやすい傾向にあります。 潰瘍性大腸炎が大腸のみに炎症ができるのに対し、クローン病は小腸や大腸だけでなく口から肛門まで 消化にかかわるすべての器官に炎症や潰瘍が出ることがあります。 どちらも難病に指定されており、2つの疾患を併発するケースもあります。 潰瘍性大腸炎の原因は、現在明らかになっていません。 腸内細菌の関与や自己免疫反応の異常、あるいは食生活の変化の関与などが考えられていますが、まだ原因は不明です。 しかし最近では、原因や病状を悪化させる可能性があるとされるいくつかのことが指摘されています。 遺伝 家族内で発症するケースも認めらており、何らかの遺伝的な要因が関与している、という考えが現在一般的になっています。 しかし、単一の遺伝子によって遺伝する病気ではなく、潰瘍性大腸炎の親から生まれた子どもが必ずしも同じ病気を患う可能性は極めて少ないといえます。 確かに遺伝も原因のひとつですが、そのほかにもさまざまな環境因子が複雑に絡み合った結果発症すると考えられています。 ストレス 潰瘍性大腸炎は、一度は症状が落ち着いたのにストレスにより再発するということが多く報告されており、発症の原因や悪化の要因としてもストレスが深く関わっていると考えられています。 大腸が炎症を起こす理由に 免役機能の異常が挙げられており、ストレスはこの免疫機能に作用してしまうこともあるといわれているためです。 また、一度潰瘍性大腸炎の症状である下痢などを経験すると、いつ再発するかと常に不安にかられ、それがストレスになるために症状が悪化してしまう、ということもあります。 食生活 日本よりも欧米に患者数が多いことや、ここ20年ほどで患者数が増加していることなどから、 欧米型の食生活が原因のひとつではないかと考えられています。 アルコールの過剰摂取や、辛いものなど刺激物の摂取、ファストフードの食べ過ぎなど、腸に負担をかける食生活が潰瘍性大腸炎を引き起こす可能性は否定できません。 また、発症したあとも症状が重い場合は食事制限と並行しての治療が必要になります。 潰瘍性大腸炎の主な症状は以下の通りです。 ・下痢、下血を伴う下痢 ・下血・血便 ・粘血便(血の混ざった柔らかい便) ・腹痛 ・微熱 下痢などの症状は、一度発生するとしばらくは収まらず、またすぐに再発するため、症状が重い場合は常にトイレの近くにいないと不安になってしまうことが多いです。 軟便の初期症状に注意! 潰瘍性大腸炎の主な初期症状は「軟便」です。 下痢のイメージの強い潰瘍性大腸炎ですが、初期のうちは便が柔らかくことが多いため、大腸炎であると思わない、という場合も多くあります。 症状の経過には個人差がありますが、しばらく軟便が続いたあと、下痢症状や、便に血や粘液・膿が混ざるといった症状が出ます。 便に違和感を感じたら、毎日の便の状態をよく観察し色や形状などを確認するようにしてください。 下痢が長く続く場合や、 便の色が黒っぽい場合、 血が混じる場合などは早めに病院へ行きましょう。 伴いやすい合併症は? 潰瘍性大腸炎の症状が進むと、腸管以外にも全身に影響がある合併症が起こることがあります。 併発しやすい病気の一部は以下の通りです。 主に膝や足首など下半身の関節が痛むことが多く、腸を傷つける免疫機能の異常が関節にも作用するために痛む、という可能性が考えられています。 周辺が赤く腫れ、舌や食べ物が触れると強い痛みが起こることが多いです。 潰瘍性大腸炎は長く付き合う病気 原因が解明されていないため、潰瘍性大腸炎が完治する可能性は高くありません。 多くの場合、5年ほど症状と付き合っていく必要があり、長い人では20年ほど症状が続きます。 一度症状が落ち着いても生活環境の変化やストレスで再燃することも多く、それぞれが自分の体質と向き合いつつ生活していくことになります。 一生治らないというと不安に思う人も多いかと思いますが、生存率は健常者と比べても差はなく、潰瘍性大腸炎が原因で死亡することは 極めてまれだといわれます。 また、潰瘍性大腸炎と診断されてから、結婚・出産などを行った人も多く、体質にあった薬や治療法を見つければ普通の人とほぼ変わらない生活をすることも可能です。 また、職場の理解を得られれば仕事を続けることもできるそうです。 原因や悪化の要因と言われている1つとしてストレスがあるため、いたずらに不安にかられたりネガティブな気分になると症状の悪化を招くことにもなります。 医師や家族とよく相談しつつ、 できるだけ前向きに治療に取り組んでいきましょう。 潰瘍性大腸炎は、病変の拡がりや病期など、いくつかの基準によりそれぞれ分類され、特に重症度の分類が一定以上の場合は 社会保障制度により医療費の助成を受けることができます。 今回は、分類の中でも「臨床的重症度による分類」と「臨床経過による分類」について詳しく見ていきましょう。 臨床的重症度による分類 重症度を基準にした場合、軽症・中等症・重症の3つ分類されます。 このうち、中等症は軽症と重症の間という基準で分類されるため、軽症と重症の基準について見ていきます。 重症 軽症 排便回数(1日) 6回以上 4回以下 肉眼で確認できる血便 頻繁 時々あり 発熱 37. しかし、将来再燃し、再燃寛解型になる可能性が高いです。 潰瘍性大腸炎のうち、この再燃寛解型が最も多く、再燃までの期間や時期、きっかけには個人差があります。 慢性持続型に分類された場合、手術適応になることが多くあります。 中毒性巨大結腸症や敗血症(はいけつしょう)、腸などに穴が開く穿孔(せんこう)などの合併症を伴うことが多いです。 急性電撃型に分類された場合も、手術適応になることが多いです。 特定疾患の申請について 潰瘍性大腸炎と診断され、重症度が一定以上、または軽症ではあるが高額な医療を継続して行う必要がある場合は、国から医療費の助成を受けることが可能です。 申請は区市町村の窓口で行われており、病院でもらう診断書のほかにも 住民票などの各種書類が必要になります。 また、認定されても助成を受けられる期間は1年で、継続する場合は更新手続きが必要になります。 特定疾患の申請をしたい場合は、まず最寄りの 保健所に行きましょう。 保健所の難病課で、「 特定疾患受給者」の申請用紙をもらい、主治医に診断書などを書いてもらい、保健所に提出するという流れになります。 また、病院で申請書や診断書を書いてもらうには、およそ3000円~5000円ほどかかるため、申請については主治医とよく相談して行うようにしてください。 助成を受けられるほどの症状かどうかは一度医師に相談してみると良いでしょう。 <医療費による認定> 医療費については月ごとの医療費の総額が33,330円を超える月が1年に3回以上ある、という点を基準にして認定されます。 医療保険の自己負担割合が3割の場合は、自己負担する金額が10,000円以上の月が1年に3回以上ある場合となります。 消化管である大腸の疾患であるため、薬物療法と同時に食事療法を行っていく必要があります。 食事療法というと厳しい制限を想像し憂鬱になる人も多いかと思いますが、必ずしも厳しい制限や節制をしなければいけないというわけではありません。 厳しい食事制限によりストレスがたまり症状が悪化するケースもあるため、できる範囲で食事に気を付けていきましょう。 また、食べると症状が悪化する食べ物には 個人差があります。 たとえば、一般的に潰瘍性大腸炎の場合はヨーグルトなどで乳酸菌をとると症状が改善するといわれますが、中には乳酸菌により下痢が悪化するという人もいるようです。 自分の体に合った食品を少しずつみつけ、潰瘍性大腸炎と上手につきあっていきましょう。 避けるべき食品 腸にダメージを与えるような食品をできるだけ食べないことが、症状の鎮静化につながります。 魚の油は問題ないですが、肉類などの動物性の油は症状を悪化させる原因になります。 日ごろから脂っぽいものが好きだという人は、急にやめようとするとストレスになってしまうため、医師と相談しながら少しずつ量を減らしていきましょう。 また、料理に使う油をリノール酸のものからリノレン酸のものに変えるなども対策として有効です。 潰瘍性大腸炎の症状にも働きが期待できるほか、その他のアレルギー症状にも期待できます。 食物繊維はいわばタワシのように腸を刺激し排便を促す作用があるため、潰瘍性大腸炎の場合は逆効果といえます。 食物繊維の多い食品は以下の通りです。 香辛料やスパイスなどを含む食べ物もできるだけ避けたほうが良いでしょう。 牛乳に含まれる乳糖をうまく分解することができず、下痢を悪化させる原因になります。 ヨーグルトは乳酸菌が乳糖を分解しているため、問題ありません。 できるだけ避けるようにしましょう。 カフェインレスのコーヒーを選ぶなど、工夫していきましょう。 できるだけ避けるようにしましょう。 食べるべき食品 潰瘍性大腸炎の食事療法には、できるだけ 高たんぱくで 食物繊維や油分が少ないものを食べるようにしましょう。 たんぱく質は傷口の修復に働く栄養素であるため、炎症を抑えるためにも積極的にとりたいですね。 症状が落ち着いているときであれば、油分に気を付けつつ外食をすることも可能です。 とくに、粘膜の修復に効果があるといわれているEPAや葉酸を含むハマチやイワシ、サバなどの青魚はおすすめです。 その際、冷たいままだと胃腸に刺激を与える可能性があるため、できるだけ常温のものを食べるようにしましょう。 さらに、下痢の抑制や腸内環境の改善、粘膜の修復に効果的なペクチンを含んでいるため、症状の改善にも効果的なのではと言われています。 レシピ本を活用しよう! 潰瘍性大腸炎の患者さんに向けたレシピ本が数多く発行されています。 腸に刺激を与えない食材で代用する料理法など、さまざまなレシピが掲載されているので、参考にしてみてはいかがでしょうか。 タバコに効果があるってホント?! 潰瘍性大腸炎の患者さんを見た場合、喫煙者と非喫煙者では喫煙者のほうが発症確率が低くなっています。 このことから、たばこが潰瘍性大腸炎の治療に効果的なのではと研究がされています。 実際に1994年には、皮膚からタバコの成分であるニコチンが吸収される貼り薬を用いた研究が行われています。 この研究によると、ニコチンが吸収される貼り薬を使用した場合と使用しなかった場合では、使用した場合のほうが8人多く症状の軽快が見られたということです。 また、たばこにより症状が悪化した例もあるため、 安易な喫煙は危険だといえるでしょう。 潰瘍性大腸炎と診断された場合、症状を軽くするための対処療法がとられます。 対処療法には薬による治療と手術による治療がありますが、多くの場合は薬による内科的治療が行われています。 その後、血液検査や検便が行われ、さらにX線検査や内視鏡検査が行われます。 内視鏡検査が行われる場合、医師から1日ほどの検査入院を勧められることもあります。 基本は薬物治療 原則として薬による内科的治療が行われます。 原因を取り除き完治することはできませんが、腸の炎症を抑える薬は存在します。 薬によりうまく症状をコントロールできれば、病気にかかる前と変わらない生活を送ることができるようになることも少なくありません。 内科的治療には、以下のような薬が使われることが多いです。 経口薬だけでなく静脈注射などの剤形もあり、強力に炎症を抑える効果があります。 再燃を予防する効果は認められていませんが、急激な症状の悪化などには効果が期待できます。 持続する炎症を抑える効果があり、下痢や下血、腹痛などの症状を改善する効果があります。 再燃を予防する効果もあるため、広く使用されています。 注射薬であり、8週間ごとの点滴投与がとられます。 免疫機能の誤りを正しく整える効果のある薬や、出血や下痢の症状を抑える薬などが使用されます。 使用されることがある薬は以下などです。 ・ 三物黄芩湯 さんもつおうごんとう :炎症を抑える効果がある。 ・ 槐角丸 かいかくがん :下血を抑える効果がある。 ・ 人参湯 にんじんとう :下痢を抑える効果がある。 現在漢方薬を処方されておらず、興味があって服用してみたい場合は必ず事前に主治医と相談するようにしてください。 漢方薬は副作用が少なく安全な薬といわれていますが、体質によっては症状を悪化させる可能性もあります。 外科的治療 症状の経過により慢性持続型や急性電撃型に分類された場合や、内科治療が無効な場合などは手術による治療が行われることもあります。 外科手術は主に大腸を全摘出する手術で、その際には小腸を用いて人工肛門を作る場合があります。 また、近年は小腸で便をためる袋を作成することもあり、この手術の場合、術後は通常とほとんど同じ生活を送ることができます。 この報告の元となった検証では、健康な人の便を肛門から1回につき50ml注入する、という方法で便移植が行われています。 現在、日本でも臨床研究が進んでおり、その有効性は順調に証明されています。 便移植により潰瘍性大腸炎が治る日も近いかもしれません。 運動は可能? 運動や筋トレの可能・不可能については、症状の具合によって異なります。 しかし、症状がそこまで重くなければ軽い運動なら問題なく、体を動かすことでストレスを発散できる場合は 推奨されることもあります。 ただし、あくまでストレスを発散する目的であるため、体に過度に負担をかける激しい運動や、無理に体を動かすことのないようにしましょう。 体を動かして症状が悪化したと感じたらできるだけ安静にし、医師に相談するようにしましょう。 入院は必要? 症状が重症であり、高熱や意識の混濁などが見られる場合は入院する必要があります。 その他にも急激に症状が悪化した場合などは医師から入院を勧められることがあります。 また、治療薬にステロイド剤を使用した場合、最初の3週間ほどは薬の副作用を予防する意味で入院を勧められる場合があります。 しかし、症状が落ち着けば 自宅で療養することが可能であり、現在も多くの患者さんが通院しながら自宅で薬物療法などを行っています。 おわりに 難病に指定され、まだまだ分からないことも多い大腸性潰瘍炎。 しかし、近年はその研究も進み、有効な治療法などが証明され始めています。 慢性的な症状がある、といわれると気が重くなりがちですが、できるだけ気持ちを前向きにし、上手に病気と付き合っていく方法を探していきましょう。

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大腸がんの症状。初期症状やステージごとの症状について

潰瘍 性 大腸 炎 症状 初期

潰瘍性大腸炎とは?ガスの特徴など初期レベルの症状についても 潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜が炎症を起こしてただれ、びらんや潰瘍を形成する病気で、20~30代の若い成人に多く発症しますが、50~60代の人にも見られ、いったん良くなったように見えても、数ヶ月から数年後に悪化することがあるそうです。 そして原因は、大腸粘膜に対する異常な免疫反応、つまり体の中に異常な抗体ができ、これが自身の体の大腸粘膜を攻撃することなどが原因とされていますが、遺伝的要因や食生活、腸内細菌そうの変化などが複雑に絡み合っていて、はっきりと明らかになっているわけではないそうです。 それから、肉体的、精神的ストレスで悪化することがありますが、原因というよりも誘引するものと考えられているのだそうです。 そして、潰瘍性大腸炎を含む炎症性腸疾患の発症率はファーストフード店の数と同じ傾向を示していることが知られていて、このことは潰瘍性大腸炎が食生活の欧米化と深い関係があることを示している可能性があるとされています。 また、上下水道を完備した先進国に多い疾患でもあることから、最近は除菌がブームになっていますが、学会などでは多少菌に触れた生活をする必要もあるのではないかという意見も出ているのだそうです。 初期の症状は?チェック項目も 潰瘍性大腸炎の初期の症状の特徴としては「腹痛」「下痢」「ガスが多く出る」といったものがあります。 ただこうした症状は、病気にかからなくても体調によっては起こりうる症状なのですが、具体的に潰瘍性大腸炎の場合ではどんな点に注目してチェックしたら良いのでしょうか? ・ 出血まじりの下痢あるいは、出血がないがゼリー状の下痢 ・ 頻繁にガスや粘液が出る ・ 貧血 そして、腸内環境の悪化から人によっては下痢から便秘になったり、ガスが発生しやすくなるのですが、特に臭いのきついガスが出ることが特徴で、ガスが頻繁に出なかったとしても粘液が出るようであれば注意しましょう。 こうした症状の変化で異変を感じ取ったら病院を受診し、潰瘍性大腸炎かどうかを確認するため、内視鏡検査やX線検査、便潜血検査、血液検査などを行なうことになります。 潰瘍性大腸炎が進行するとどんな症状が現れる?症状の期間も 症状が進行していくと、しだいに粘液の量が増え血液が混じるようになったり、さらにひどくなると1日に10回以上も粘血便や血便が現れるようになります。 この他、腰痛などの関節痛や、激しい腹痛、胃痛や吐き気といった消化器系の症状も進行し、発熱や体重減少も起こるそうです。 これらの症状は、良くなったり(寛解期)悪くなったり(再燃期)を繰り返すため、症状が現れる期間ははっきりとしておらず、長期に渡り治療を行なっていく必要があり完治が難しい病気です。 スポンサーリンク 潰瘍性大腸炎の治療方法は?食事の注意点も 潰瘍性大腸炎は、症状が落ち着いている時期と症状が再燃する時期を繰り返す病気とお伝えしましたが、どのように治療をしていくのでしょうか? 薬による治療が中心だが、重症の場合は手術が必要 潰瘍性大腸炎の症状が軽症から中症の場合には、5-ASA(5-アミノサリチル酸)製剤であるサラゾスルファピリジンやメサラジンなどで治療を開始します。 そして、大腸炎の症状が強い時にはステロイドや免疫抑制剤を併用することや、潰瘍性大腸炎の原因と考えられる異常に活性化した白血球を除去する血球成分除去療法を併用する可能性もあり、これらの治療で症状が落ち着かない場合には手術が必要だそうです。 ・ 内科的治療 大腸粘膜の炎症を抑え長期間症状を落ち着かせることを目的とした、内科的治療を行ないます。 そして、内科的治療では薬物治療と血液中の異常な白血球を除去する治療法が用いられ、また現在では、潰瘍性大腸炎を完治させる薬剤はないのですが、腸の炎症を抑える有効な薬剤として5-ASA製薬を使用するそうです。 それから、投与の方法は経口または直腸から投与する方法があり、腸で持続している炎症を抑制し再燃予防効果も認められている薬なので、症状が落ち着いても長期的に服用することが多いそうです。 また、この5-ASA製薬を使用しても症状が落ち着かない重症の人に対しては、ステロイドを経口または静脈から投与をし強い炎症を抑える治療を行ないますが、ステロイドに再燃予防効果はないそうです。 ・ 外科的治療 潰瘍性大腸炎に対して、内科的治療を行なっても症状が落ち着かない場合は外科的治療を考慮し、炎症が起きている大腸を全て摘出するという大腸全摘術を行なうことが多いそうです。 また、大腸にがんが発見された場合や、ステロイドを内服しないと炎症をコントロールできない場合についても、外科的治療を検討することになります。 ちなみに、大腸がんが発生するリスクですが、大腸炎の症状の持続により大腸の粘膜を長期間刺激してしまうためがん化する可能性が高く、潰瘍性大腸炎を発症して10年以上経過してから発見されることもあるので、1年に1回の大腸内視鏡検査が推奨されているそうです。 食事のポイントは? ・ 症状が落ち着いている寛解期の食事のポイント! 潰瘍性大腸炎の寛解期は、暴飲暴食や脂肪分の多いもの、刺激の強い香辛料、熱いものや冷たいものは控えるようにしましょう。 そして、個人によって異なりますが、ある特定の食事で症状が悪くなる場合には、今までに下痢や腹痛、腹部膨張感を感じた時の食事は避けることもポイントだそうです。 また、プロバイオティクス(乳酸菌やビフィズス菌のような腸内細菌に良い効果をもたらす菌)やプレバイオティクス(食物繊維やオリゴ糖を指し、特定の腸内細菌の活性化を助ける作用がある非消化性の食品)を積極的に摂り、腸内環境を整えるようにしましょう。 ・ 症状が悪化する再燃期の食事のポイント! 炎症が強く病気が活発になる再燃期の食事には、寛解期の食事のポイントに加えて低脂肪食を常に心がけることがおすすめです。 そして、水分は少量ずつ摂ることがおすすめで、これは腸の炎症が強いことから体にとって必要な水分や栄養素が充分に吸収できないほか、下痢や粘血便により塩分やカリウムが体外へ排出されてしまうからだとされています。 さらに、発熱や繰り返す下痢が現れている時には、水分だけでなく塩分やカリウムも適宜補給するようにしましょう。 例えば、塩分が多く含まれる食品には漬物や醤油、味噌、ケチャップなどがあり、カリウムは筍やホウレンソウ、ケール、藻類、大豆やいんげん豆、じゃがいもやさつまいも、アボカド、ドリアンがおすすめです。 スポンサーリンク 潰瘍性大腸炎の症状は消失する可能性がある? 潰瘍性大腸炎は、基本的に完治が難しい病気であるものの、適切な薬物治療により症状は消失する可能性はあるそうですが、一度症状が落ち着いて寛解状態になっても、5-ASA製剤の内服は継続することになります。 でも、5-ASA製剤は長期に内服しても安全な薬であることが証明されており、大腸がんの発生リスクも下げることが明らかになっているので安心です。 それから、内服をしていたとしても普通の生活を送ることはできるので、暴飲暴食などをしなければ食生活を意識しすぎることはしなくても問題がない方が多く、平均寿命も一般の方と変わらないそうです。 また、ストレスや緊張など精神的なことが誘引となって症状が悪化すると考えられていることは冒頭でお伝えしましたが、そのためできる限りリラックスして過ごし十分な睡眠や適度な運動を心がけ、刺激になるカフェインやアルコール、辛いものや極端に冷たいものなどはなるべく控えるようにしましょう。 そして、入浴や散歩、ペットと触れ合う時間などを大切にし、自分自身をゆったりとコントロールしてあげられるようにしましょうね。 まとめ いかがでしたでしょうか? 今回は、潰瘍性大腸炎の症状でガスの特徴や、初期レベルのチェック項目などについても詳しくお伝えしました。 潰瘍性大腸炎は近年日本でも広がっている病気で、食事の欧米化に起因していると考えられていて、大腸粘膜が炎症を起こしてただれ、びらんや潰瘍を形成し、初期には出血まじりの下痢やゼリー状の下痢、頻繁にガスや粘液などの症状が現れるのでした。 そして、症状が進行すると体重減少、激しい腹痛や腰痛、発熱なども現れ、寛解期と再燃期を繰り返すので、再燃期の間は集中的に治療を行ない5-ASA製薬などの内服か、場合によってはステロイドの投与や外科的手術を行なうこともあるのでした。 それから、食事のポイントは腸内環境を整え、水分をこまめに摂って刺激物を避けることで、普通の人と変わらない寿命を迎えることもできるので、リラックスして過ごし自分の体をコントロールしながら病気の症状を和らげると良いとのことでした。 スポンサーリンク カテゴリー•

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【潰瘍性大腸炎】初期症状は血便!大腸がんか潰瘍性大腸炎か痔か見分ける

潰瘍 性 大腸 炎 症状 初期

スポンサーリンク 潰瘍性大腸炎の具体的な症状 潰瘍性大腸炎の症状とは、 大腸の粘膜に慢性炎症や潰瘍やただれができる状態です。 原因としては、 腸内細菌の関与説や、 免疫機構が正常に機能せずに起こる自己免疫反応の異常、 近年の食生活の変化などが考えられてはいますが、 現在でも確実性はなく、 原因不明の病気と言われてます。 体の症状としては、 「血便、粘血便、下痢、腹痛」などです。 炎症が起きる場所としては、 直腸を中心として始まります。 のちに大腸全体にまで広がる事も有ります。 そして厄介なのが、 長期に渡って良くなったり悪くなったりを繰り返し、 慢性化する恐れがあることです。 スポンサーリンク 潰瘍性大腸炎になると食事の種類に制限が? 潰瘍性大腸炎になってしまった場合、 薬物療法ももちろん行いますが、 食事の種類などの制限も掛かかる場合も有ります。 肉類を過剰摂取せずに、 腸を修復する事を補助する食べ物で有る、 「青魚」を多く採るようにしましょう。 普段使う油を「えごま油」に変えるのも良いでしょう。 そして葉酸も含まれてい有る 「バナナ、レバー、ほうれん草、モロヘイヤ、枝豆」なども大事です。 これらは傷ついた粘膜を再生してくれる働きが有りますので、 意識して摂取すると良いでしょう。 牛乳などの乳製品、コーヒーなどカフェインを含む物、 香辛料、ごぼう、 竹の子などの不溶性食物繊維、 イモ類などは腸を刺激するので注意が必要です。 乳製品でも、 チーズやヨーグルトは大丈夫ですので、 料理にうまく取り入れると良いでしょう。 このように、 日常の食事に潰瘍性大腸炎気に 宵食べ物を取り入れる事を意識していれば、 食が腸の状態を改善してくれて、 潰瘍性大腸炎の症状も改善してくれるかもしれません。

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