血液 透析 と は。 血液透析の仕組み

在宅血液透析(HHD)

血液 透析 と は

腎臓の機能が低下して,そのままでは生命を保てなくなると,が必要になる。 人工にはいくつかの種類があるが,最も主流を占めている方法が血液透析である。 血液透析では,血液をいったん外に導き出して,血液中の老廃物(クレアチニンや尿素窒素),余分な水,(主にナトリウム)を人工の膜を使って取り除き,きれいになった血液を再び体内に戻す。 血液内で急激な移動が起きるため,副作用として頭痛,悪心,嘔吐 おうと ,痙攣 けいれん などが出る場合がある。 人工透析を行っている数は1997年末に17万5988人で,1987年の2. 2倍に増えている。 このうち,1位はが占めるが,2位の性腎症が近年増加の一途をたどっている。 糖尿病性腎症は,腎臓内のが肥大化したり,しこりができるために,腎臓のろ過機能が低下して起きる病気で,透析患者の5分の1を占める。 患者の状態にもよるが,1回の血液透析に必要な時間は3〜7時間で,これを週に2〜3回行う。 このため,病院に通うだけで,会社勤めなどの社会生活に支障が出てしまう。 これを解消するために,一部の病院では透析医や看護婦による往診を行い,自宅で血液透析をできる体制を整えている。 1998年4月からは,こうした在宅の血液透析に健康保険が適用になった。 ただし,今改正では,システムを立ち上げるための教育プログラムに,は加算されない(つまり,患者が支払う医療費の対象とはならない)。 病院側の出費はかさむものの,患者にとってはライフスタイルの選択肢が広がったといえる。 患者の血液から過剰の水とタンパク質代謝の結果生じた窒素含有性老廃物を除去し、血漿 けっしょう の酸塩基平衡と電解質濃度を改善させるように構成された溶液中に、管状の透析膜でつくったダイアライザー(透析器)を浸し、この中に患者の血液の一部を循環させ、主要な腎機能を代行させるもので、この血液透析を行う装置を人工腎臓という。 血液透析を行うには、患者から人工腎臓の回路へ動脈血を取り出し、透析された血液をふたたび患者に戻す場所を静脈側に設置しなければならない。 この血液の出入口(ブラッド・アクセスblood access)はシャントshuntともよばれ、大腿 だいたい 静脈や内頸静脈に挿入したダブルルーメンというチューブを用いる一時的ブラッド・アクセスと、前腕部の皮下で、橈骨 とうこつ 動脈と橈側皮静脈とを吻合 ふんごう して拡大した静脈に透析のたびに穿刺 せんし する恒久的ブラッド・アクセス(内シャント)や人口血管を用いる方法がある。 また、透析器は中空糸型(ホローファイバー型)がもっとも多く使用されている。 なお、透析器の中で血液が凝固するのを防ぐため、ヘパリンを用いて凝固時間の延長が図られている。 血液透析は通常週に2~3回行い、1回の透析時間は3~5時間である。 日本透析医学会の調査によれば、昼間透析が81. 4%、夜間透析が15. 2%、在宅透析が0. 1%、腹膜透析が3. 4%となっている(日本透析医学会統計調査委員会「図説 わが国の慢性透析療法の現況 2007年12月31日現在」2頁)。 アメリカでは家庭で行う家庭透析が全透析患者の30%を占めている。 慢性血液透析の問題点は、心不全、脳血管障害、感染症、骨合併症、技術的事故、貧血、心理的障害などである。 日本透析医学会によれば、日本全国の透析患者数は27万5119人で、導入患者の原疾患の第1位は糖尿病性腎症43. 4%(前年より0. 5%増)、第2位が慢性糸球 しきゅう 体腎炎で24. 0%(1. 6%減)、不明が10. 2%(0. 3%増)、腎硬化症が10. 0%(0. 6%増)であった。 糖尿病性腎症と腎硬化症の割合が増加する傾向が持続し、慢性糸球体腎炎が減少している(日本透析医学会統計調査委員会「図説 わが国の慢性透析療法の現況 2007年12月31日現在」11頁)。 週に2、3回血液透析を受けなければならないこと、社会活動がかなり制限を受けること、食事内容や飲水量が制限されることなど、腎移植に比べると難点が多く、さらに血液透析に要する費用も大きく、これによる医療費の増大が問題となっている。

次の

「そろそろ透析が必要ですね」と言われたら|東邦大学医療センター大森病院 腎センター

血液 透析 と は

慢性腎不全と透析 [ ] 腎臓には糸球体濾過、の再吸収といったの生成、老廃物の排出、、、といった機能がある。 免疫はへの関与が示唆されており、腎不全の患者ではの低下が認められる。 また内分泌はによるの分泌やの分泌、の活性化、、、の分泌などがある。 腎機能障害、(CKD:Chronic Kidney Disease)ではこれらの機能が障害されていく。 腎機能を示す指標として、尿検査による蛋白尿、血尿といった所見や、を用いられる。 採血検査では、血中尿素窒素(BUN)、クレアチニン(Cr)値がある。 は骨格筋由来の代謝産物であり、体格や運動量の影響を受ける。 は蛋白質の代謝産物であり、、、消化管出血や食事内容などに影響を受けるため、両者を見ながら腎機能を考えていく必要がある。 そのため、透析導入をできるだけ遅らせる治療がなされている。 それがによる血圧コントロールやである。 旧厚生省研究班の透析導入基準(案)によれば、臨床症状、腎機能(検査値)、日常生活障害度、年齢によって腎機能障害のスコア化を行い、60点以上となったら透析導入を行う、と定めている。 ただし、基礎疾患がである場合は60点に達していなくても透析導入に踏み切る場合がある。 透析患者の予後は動脈硬化によるが多いため、がある場合は早期導入した方がの進行を食い止められる可能性が示唆されているが、まだ結論は得られていない。 透析にはやなどがある。 近年の考え方ではPD firstという考え方が主流であり、患者の生活環境が許すのならまずは腹膜透析を行い(残腎機能が保てているなら)、4〜5年したら血液透析に移行するのが最も良いとされている。 あくまで残存腎機能が保てていることが前提であるため、血液透析回避目的で腹膜透析を継続することは避けるべきである。 また、PD lastという考え方もあり、こちらは血液透析に耐えられないにおいて、腹膜透析を利用した最小限の腎機能代償を行い、生活レベルの改善を図るものである。 なお、は病態が全く異なるため、上述とは全く異なる。 急性腎不全における透析導入 [ ] Cr7. 多くの急性腎性腎不全は急性尿細管壊死であるため、透析導入にて合併症を回避し、乏尿期から利尿期に移行すれば数日で透析から離脱することができる。 しかし、の場合は十分な利尿が得られないことが多い。 急性血液浄化療法、特に急性腎障害 AKI でのCHDFの適応としてはの出現(心外膜炎、中枢神経症状、消化器症状)、うっ血性心不全、肺水腫の出現、保存的治療で管理不能な電解質異常(K>6. 血液浄化療法の分類 [ ] 血液透析装置 血液透析 Hemodialysis:HD [ ] 患者に2本の()を挿入し、血液を体外へ導出してとを行う。 残腎機能によるが、基本的に週に3回(月水金または火木土)の通院が必要。 毎分100〜250mLという大きな血流量を得るため、維持透析患者ではとを体表近くで交通させたを作成し、ここにカニューレを穿刺する。 シャントのない患者や緊急時には透析専用のアクセスカテーテルを右内頸静脈または鼡径静脈に挿入して血液透析を行う。 一般的には毎回4〜5時間の透析をする必要がある。 また、生体腎では週168時間かけておこなわれる体内浄化を、血液浄化療法では極短時間に行うため、急激な変化と蓄積した性物質の急激な減少によりを生ずることもある。 なお、 血液透析を受けながらの就業・就学は地域によっては可能である。 特に都市部では午後6時ごろから透析を開始する施設が数多く存在するため、業務終了後に通院することができる。 また、近年では透析患者専用の旅行ツアーを用意している旅行代理店も存在し、日本各地ならびに海外への旅行が可能となっている。 1998年から日本でもがに収載され、特別な患者の負担無しに家庭での血液透析が可能となった。 腹膜透析 Peritoneal Dialysis:PD [ ] 患者自身のを透析膜として利用する手法。 持続的携行式腹膜透析(continuous ambulatory peritoneal dialysis:CAPD)が有名である。 にカニューレを留置し、腹腔内にを含む透析液を貯留することで時間をかけて老廃物を濾過する。 1日に数回の透析液交換を患者自身で行うため、通院による拘束時間が血液透析と比較して短い。 また、緩徐な透析を行えるため心血管系への負荷が少ない。 一方で、腹腔に異物を留置することから、合併症としてやが大きな問題になる。 また、自宅で手技を行うためには、患者本人や介護者にある程度の判断力と技術が必要とされる。 カニューレ挿入は開腹手術であり、通常は入院が必要である。 術後は入院中にチューブの接続方法や透析液の取り扱いに習熟しなければならない。 CAPDでは6時間毎に1日4回透析液を出し入れせねばならないが、最近では夜間睡眠をとっている間に透析液を自動的に腹膜内に出し入れする装置:APD(主にホームAPDシステム・ゆめシリーズを使用)も利用可能となっている。 以前は自らの手による回路との接続で雑菌等で腹膜炎を起こす者が多かったが、昨今は殺菌用の紫外線を照射しつつ自動的に腹膜透析用の機械とカニューレを接続できる機器(バクスター・クリーンフラッシュ)の開発で自宅でのCAPD、APDが以前より安全かつ容易になっている。 腹膜透析は、長期にわたって施行すると、腹膜の機能の低下により、腹膜肥厚やなどのを引き起こすことがある。 このため、腹膜透析を施行するのは長くても8年程度までとされている。 通常は4〜5年前後で血液透析への移行を検討することとなる。 血液濾過 Hemofiltration:HF [ ] 1970年代Hendersonらが提唱したHemofiltration 当時はDiafiltrationと呼ばれた は、でも山上らが専用の濾過膜やプロセッサ 血液濾過専用装置 の開発を行った。 開発当初ヘモフィルターのろ過速度が低く、フィルターを直列に2段接続し試用していたころもあった(Hospal RP-6 2連、Toray B-1 2連、Nipro F-1 2連など)が開発が進み単独使用での治療が可能(Daicel HEMOFRESH など)となった。 当時はまだマイクロプロセッサ(マイコン)制御の装置は無かったが、山上、泉らがダイセル化学工業と共同開発を行い、CPUとしてintel 8085A (8bit)を用いた容量制御方式の血液濾過専用装置を作製し(Daicel YD-1)全国の主要病院で臨床治験を行った。 血液ポンプ、補液ポンプにはステッピングモーターを用い、ろ液と補充液のバランスは光センサを用いた、血液ポンプの制御にもステップ式に流量が増加するプログラムを組み込み、患者にやさしい動作を実現した、現在広く用いられているスロースタートアップの基になる技術である。 マイコンを積んだ血液浄化装置としては本邦初という事で読売新聞にも掲載された。 置換補充液の製剤形状も当初ガラス瓶入りの1Lバイアル(エアー管入り)を治療ごとに20本用意した、これは重量や廃棄の面でも問題があった、そのため大容量のバッグ製剤を作るに至ったが当時厚生省では1L以上の輸液バッグは前例がなく、認可を取るのに時間と労力を要した。 当時のミドリ十字との共同開発でハルトマン変法液を封入した3Lバッグを開発し治験を行いその利便性を検証した、その後認可が下り各社が大容量のバッグ入り血液補充液を上市した。 血液濾過法としては昭和58年2月に保険適応された。 血液透析では拡散現象により物質除去を図るため、拡散速度が大きな尿素やクレアチニンと言った小分子量物質の除去には優れるが、比較的大分子量である低分子量蛋白領域と呼ばれる物質除去は効率が落ちる。 血液濾過は濾過流束に乗った物質除去を原理とするため、低分子蛋白領域物質の一部までの均一な除去が可能である。 小分子量物質の除去はろ過速度QFとふるい係数SCに支配され血液透析には及ばないが、中分子量物質、低分子蛋白領域の物質除去は透析より勝るため血液透析では改善できない病態の改善が認められている。 また循環動態が不良であり、通常のHDに耐えられない場合、不均衡症候群が起こる場合も用いられる。 透析では中空の半透膜(一部の製品で平膜あり)で構成されたと呼ばれるデバイスが用いられるが、血液濾過では比較的に除水能が高いヘモフィルターを用いる。 ヘモフィルターに血液を体外循環させ大量の限外濾過液を取り出す。 使われる補充液の量は約20L程度となる。 ヘモフィルター通過後の血液に補充液を注入する方法を後希釈法と言い、通過前に注入する方法は前希釈法と呼ばれている。 前希釈法では入口濃度が低下し、大量の補充液を必要とするため、ヘモフィルター内での濃縮効果が得られる後希釈法が一般的に用いられている。 後希釈法においては、過度の濾過速度(通常は血液流量に対し3分の1程度までに設定)を与えると、膜内層近傍においてファウリングと呼ばれる現象が生じ、膜固有の分子分画特性が失われるため、濾過速度設定には注意が必要である。 血液透析濾過 Hemodiafiltration:HDF [ ] HDとHFを同時に行う血液浄化療法である。 通常のHDでは循環動態が悪くなる患者に用いれることが多い。 HDよりも小分子除去にすぐれ、中分子除去はHFよりは劣るがHDよりは優れている。 持続的血液透析濾過療法(continuous hemodiafiltration:CHDF) [ ] 急性腎不全の重症例や全身状態の悪い症例に対して行われる血液浄化法である。 HDFを24時間持続的に行うということである。 患者を長期拘束をし、長時間の抗凝固薬の投与による出血のリスク、管理となることが多いので面会の制限などがあるものの、少量ずつ透析を持続的に行うため、全身状態に与える影響が少なく、血管外物質の除去効率が高いというメリットがある。 アフェレーシス(apheresis) [ ] 血漿交換(plasma exchange、PE)、二重濾過法(double filtration plasmapheresis、DFPP)、血漿吸着療法(plasma adsorption、PA)、直接血液吸着療法(direct hemoperfusion、DHP)、白血球除去療法などが知られている。 詳細は「」を参照 腹膜透析と血液透析の違い [ ] 慢性腎不全における腹膜透析と血液透析の違いをまとめる。 HFとHDFといった血液浄化療法はHDよりさらに高い質の血液浄化を求める場合に選択される治療法であるため、基本的にはこの2つを考えるのが主流である。 もちろん最初から安定的に高水準の溶質除去を求める場合はHDF等が考慮されることもある。 項目 HD CAPD 食事制限 厳しい 緩やか 中分子除去能 小さい 大きい 小分子除去能 大きい 小さい 蛋白質喪失量 小さい 大きい 血液、体液への影響 大きい 比較的小さい 血糖、脂質値 影響なし 上昇しやすい 病態による使い分けも存在するのと同時に、患者自身の求める生活の質によって透析方法が選択される場合もある。 血液透析は、まず内シャント造設術を行い、週に3回4〜5時間の透析を医療機関にて行う。 腹膜透析、特に近年の主流のCAPDはまず留置術を行い、その後実質毎日24時間透析を行うという形になる。 しかし患者自身が透析を意識するのは1回につき20〜30分の透析液の交換を1日4回行うときのみである。 腹膜透析の方が、時間的制約は少ないが、すべての処置を自分でしなければならないため、日常生活に障害がある場合は非常に難しいといわれている。 腹膜透析(特にCAPD)の流れ [ ] 腹膜透析を始めるには、まず腹腔内にカテーテルを留置する手術(テンコフカテーテル留置術)を行う。 留置後はカテーテルの洗浄を数日間行い、その後500mLから透析液の貯留を始める。 体格に合わせて1回1. 5〜2Lまで増加させる。 その後、腹膜平衡試験 PET を行い腹膜透過性の評価を行う。 この結果には透過性の低い順にLow、Low Average、High Average、Highの4つがあるが、LowやHighといった腹膜の性質では腹膜による維持透析の管理が困難である可能性がある。 透析液はの濃度、Ca濃度が大きな変数となるが、近年は高カルシウム濃度の透析液を用いるのが主流であり、また障害を防止する目的で中性透析液を用いる。 CAPDではHDと異なりと現象を用いて尿毒物質の除去を行う。 長時間、透析液を腹腔内に入れておくと濃度勾配がなくなり拡散が弱まる。 6時間ほどでクレアチニンの拡散も止まるので透析液を交換するという原理である。 血液透析と異なり、ではなく浸透圧による除水を行い、浸透圧物質としてグルコースやある種のデンプンを用いている。 そのため糖尿病の患者では血糖コントロールが不安定になりやすい。 かつては血液透析では中分子除去が苦手であったため、中分子除去という観点から腹膜透析が好まれていた。 しかし中分子除去も可能なハイパフォーマンス膜という透析膜が開発されたため、その優位性がなくなった。 しかし、心血管への負担が少ないこと、自尿を維持しやすいこと、血液透析と比べて食事制限が緩やかであることから、PD firstという考え方は存在している。 透析導入が必要と判断された場合にCAPDが可能な状況ならまずはCAPDを行う方が予後が良いという考えである。 しかし、長期間にわたる腹膜透析には被嚢性腹膜硬化症という合併症のリスクがあるため、4〜5年程度で血液透析に移行する必要がある。 また、主要なトラブルとして腹膜やカテーテル挿入部への感染症があり、予防のために厳密な清潔操作を患者本人が行う必要がある。 血液透析の流れ [ ] 血液透析を定期的に行うためには、大量の血液を透析機へ供給するための血管が必要である(ブラッドアクセスの確立)。 そのために内シャント造設術という手術を受ける場合が多い。 この手術は、手首のすぐ上でとを吻合して橈側皮静脈に大量の動脈血をバイパスさせ、橈側皮静脈を透析用の血管として用いることができるようにする手術である。 橈側皮静脈がシャントを作るのにふさわしくない場合は、肘やタバコ窩(親指の付け根付近)で動静脈吻合を行ったり、動脈表在化を行う。 また、を用いてシャント造設を行う人工血管移植術(人工血管グラフト)を行うこともある。 グラフトの場合はシャント閉塞や感染を起こす危険性が高くなる。 内シャント造設術後のトラブルとしては、シャント血管圧迫や血圧低下によるシャント閉塞、慢性の通過障害による内シャント瘤やグラフト瘤、末梢の血流低下によるや蒼白、冷感などが生じるスティール症候群、血流異常によって静脈圧が上昇し手が赤白色に腫脹し痛みも伴う静脈高血圧症、シャント感染、循環動態の乱れによる高拍出性心不全などが知られている。 シャントはシャント造設術後、自分の血管を使用しているものは数週間で血液透析が行えるくらいに成熟するが、吻合部・縫合部の回復を中心に考えれば数日のうちに使用することも可能である。 また、長年の使用で徐々にシャント血管が老化して使用できなくなることがあり、その場合は反対側の腕などにシャント血管を作り直す手術が必要となる。 緊急の血液浄化が必要な場合は、一時的に右内頸静脈や鼡径静脈からアクセスカテーテルを挿入して血液透析を行うこともできる。 間欠的血液透析と持続的血液濾過療法 [ ] 多臓器不全を合併する重症患者の透析としては日本では持続的血液濾過透析 CHDF が用いられることが多い。 特に AKI 、低心機能症例や重篤な炎症がみられる症例においてよく選択される。 CHDFでは間欠的血液透析 IHD と比べて有利な点がある。 それは除水時の血圧低下など循環動態への影響が少ないこと、また血中尿素窒素の濃度変化も緩徐であることから浸透圧変化による細胞浮腫のリスクが低いことがあげられる。 7〜1. 2 CHDF 欧米 140〜150 14〜24 14〜24 24hr以上 0. 9〜1. 2〜1. 5〜2. 1 IHDより程度は少ないが体外循環開始時の血圧低下が認められることがある。 また回路内の血小板の消費、持続的に使用する抗凝固薬の使用による出血傾向、ブラッドアクセスカテーテルによる感染、出血、血栓、透析液使用による電解質異常(低カリウム血症、低燐血症)、ダイアライザーや抗凝固薬でのアレルギーなどが認められることがある。 血液透析の維持と評価 [ ] 血液透析は血液回路、透析モニター、の3つのコンポーネントに分解するとわかりやすい。 まず血液透析はと限外濾過によって尿毒物質の除去を行うものである。 血液透析の成績を左右する因子として、週に何回行うという透析回数、1回あたりにかける透析時間、用いる透析器械、ダイアライザーの種類、用いるといったものがあげられる。 血液回路 [ ] バスキュラーアクセス(ブラッドアクセス)として内シャントから血液ポンプを介して一分間に数百ミリリットルの流量で血液を取り出し、ダイアライザーへ送り込む。 血液の体外への循環中に血液が凝固することを防ぐ目的で、抗凝固薬を持続注入する。 抗凝固薬にはのほか、低分子ヘパリン、メシル酸ナファモスタット、アルガトロバンなどが用いられることがある。 血液浄化を行う上で、短時間透析を行うのは生体の構造上不可能であるといわれている。 血液透析は細胞外液のうちの血液を用いて体内の尿毒物質を排除するという治療法である。 あまりに短時間の透析をしてしまうと細胞内液や間質液に含まれている物質が血液に移行する前に透析が完了してしまい、透析不十分になる可能性が高い。 透析時間と予後については知られた関係であり、長い方が良いとされる。 透析液供給装置 [ ] 濃縮液を精製水によって35倍希釈し、温度、濃度をチェックした後にダイアライザーに供給している。 透析液の組成は電解質に関しては正常血漿に類似しており、尿素、クレアチニンといった老廃物は含まれていない、緩衝剤である重炭酸を高濃度含有しているということが特徴である。 近年は限外濾過を行うために除水量制御装置が必要である。 ダイアライザー [ ] 近年は中分子の除去も可能なハイパフォーマンスメンブレンを用いることが多い。 ダイアライザーの性能はで示される。 ダイアライザーにはいくつかの種類が知られている。 合成高分子膜にはPAN(ポリアクリルニトリル)やPS(ポリスルホン)、PMMA(ポリメチルメタアクリレート)などがある。 中分子除去、除水ともに良好である。 しかしアルブミンが除去されてしまったりPANはACE阻害薬との併用が禁忌であったりと、すべての膜にそれぞれの癖がある。 また、膜の素材にアレルギー反応を起こす事がある。 血液透析の評価 [ ] TACBUN [ ] は総体液中にほぼ均一に分布している分子量60の小分子である。 そのため血液浄化療法の治療を決定する上で重要な情報となりえる。 一般に尿素は血中 BUN にて測定されることが多い。 透析患者のBUN値は変動しているため、BUNにて透析状態を評価するには何らかの基準が必要である。 1週間の透析中および非透析時のBUNを時間的に平均した値がTACBUNである。 月、水、金の週3回透析であれば月曜日の透析終了時のBUNと水曜日の透析前BUNの平均値に相当する。 蛋白質を0. 注意すべき点としては尿素自身は尿毒物質ではなく、溶質の除去が十分にできているのかという指標であるというもので、それ以外の物質と併せて評価が必要である。 またあまりに高値の場合は再循環を起こし、十分な透析ができていなかった可能性がある。 標準化蛋白異化率 n-PCR [ ] 蛋白異化率は正味の蛋白分解量なので蛋白摂取量と正味組織蛋白分解量の和である。 過度の蛋白異化・同化などがなければ正味の組織蛋白分解量は0であるので、蛋白異化率は蛋白摂取量に等しくなる。 35 が知られている。 この値が0. 9〜1. 透析患者の食事療法の評価n-PCRから計算できている。 9を掛けることが多い)、tは透析時間 min でありVは尿素のである。 Ktは透析量、すなわち1回の透析過程でどれだけ血液量から尿素が完全に浄化されたかを示す値と言える。 これをVで割るので透析過程で総体液量の何倍の血液量を完全に浄化したのかを示すのが標準化透析量といえる。 しかし、病態把握をするには、まず標準化透析量に基づき透析のプログラムをたて、一通り透析を行ってから、TACBUNと蛋白異化率を計算し透析が十分かを評価した方が望ましいと考えられる。 しかし、これを決定する方法論は確立していない。 様々な所見(HANP、BNP、浮腫度合)から、医師、看護師、臨床工学技士、その他スタッフ、ならび患者自身が総合的(摂食状況、活動量、体調、透析状況等)に評価を行う。 高値なら中分子除去の方法を検討する。 骨型を測定することもある。 HANP [ ] は心不全のマーカーであるがBNPと比較してより心房の負荷、すなわち容量負荷の状態を反映する。 正常値は8. 0〜32. BNP()は心室負荷、心不全をより反映すると考えられている。 正常値は18. こちらは透析管理のためというよりは腎不全による心疾患の進行を調べるために測定する。 胸部単純 [ ] 月に一回の頻度で透析後、肺うっ血、胸水や心拡大がないかを評価し、ドライウェイトの設定その他に利用する。 心エコー [ ] 年に一回の頻度で腎不全による心疾患の評価をにて行う。 血液透析中の合併症 [ ] 透析中の合併症としては再循環、、血圧異常、筋肉の痙縮、血管痛、、透析液異常など多数がある。 これらは透析の原理を考えることである程度の説明は可能である。 なお腹膜透析の場合は細菌性や硬化性腹膜炎といった合併症が有名である。 溶質の透析異常 [ ] 透析中のの動きに注目する。 血液透析は血液を浄化することで細胞外液、細胞内液の浄化を行おうという考え方である。 物質によって細胞内液、間質液、血液の移行速度が異なることに注意する。 小分子や中分子はと結合していない限り、血管壁を自由に通過することができる。 そのため濃度勾配がなくなるまで間質から血管内へ物質が拡散する。 そのため小分子、中分子に関しては細胞外液全体を浄化できていると考えることができる。 しかし細胞内液に関してはを除き、自由には透過することができない。 そのため、体液中の多くをしめる細胞内液に関しては少しずつしか浄化することができない。 短時間透析がうまくいかない理由はここにある。 透析時間を短くすると一時的に細胞外液は浄化されるが、細胞内液からの濃度勾配によって物質が流入してくるのですぐにもとの状態に戻ってしまうことが知られている。 再循環 [ ] 浄化した血液が全身を回らず透析されてしまう状態である。 透析後の血液検査上、十分な透析ができているように見えるが、実際には血液の一部しか浄化できていないため、浄化した血液に触れる機会が少なかった間質液、細胞内液からの溶質の流入がおこり、しばらく時間がたつと透析不十分な血液データになる。 シャント血管への穿刺部位の選択を誤った場合、透析されて血管に戻った血液がそのまま再びダイアライザへと向かってしまい、非常に狭いループで血液が循環してしまう。 不均衡症候群 [ ] では尿素の透過性が低いため、および脳細胞と血液の間には他の細胞膜と異なった尿素の不均衡が生じる。 血液透析によって脳脊髄液以外の尿素はすみやかに除去されるが、脳脊髄液、脳細胞内の尿素は除去されず不均衡が生じる。 それはの式からもわかるように浸透圧勾配を生み出し、水分流入による、脳圧亢進を招く。 これが頭痛などの原因と考えられている。 これを防止するため、透析時に血液の浸透圧を高めるべくグリセリンのような、頭蓋内圧の亢進を治療する薬剤を使用する事もある。 溶液の透析異常 [ ] 血液透析中の循環血漿量の減少速度は指数関数的であり、前半ほど除水効率は高いと考えられている。 循環血漿量の低下による代償機構は静脈収縮、心拍数の増加、末梢血管の収縮、血圧の低下という順に起こる。 透析中も収縮期血圧が100mmHg、平均血圧60mmHgを維持できるように透析は調節するように心がける。 血圧低下 [ ] 血圧の低下は発生時間によって3種類に分かれると考えられている。 発症時間 原因 治療 開始直後 循環血漿量の減少 除水速度の配分変更 30分以内 循環血漿量の減少速度が高い アルブミン点滴 30分以降 循環血漿量の絶対量が低い 生理食塩水、高張液の点滴、または除水中止 透析前半に発症する場合は循環血漿量の減少に心血管系の代償機能が作動しきれず血圧低下をきたすものである。 低アルブミン血症などの高リスクの患者で起こりやすい。 この場合は細胞外液を補充しても同じ速度で透析中の低血圧を繰り返す。 そのためアルブミンやの点滴や限外濾過速度を小さくするくらいしか方法はない。 透析後半に起こる場合は循環血漿量の低下によって起こるものであるので輸液でも限外濾過速度の抑制でも有効である。 長期血液透析の合併症 [ ] 心血管疾患、続発性、腎性骨異栄養症、透析アミロイドーシス、後天性嚢胞性腎疾患などが起こるとされている。 透析患者の主な合併症 [ ] 主な合併症 は、• 貧血と腎臓~腎性貧血• 骨と腎臓~腎性骨異栄養症• 透析アミロイド症(手根管症候群、ばね指、骨・関節症)• 動脈硬化・石灰化症• 心不全・肺水腫• 感染症• かゆみ• 悪性腫瘍。 林 1997 は、腎臓、大腸の腫瘍のみ高頻度で発生する可能性を報告している。 慢性腎不全の高血圧 [ ] 腎不全患者の血圧管理は透析導入前と透析導入後でマネジメントが大きく異なる。 透析導入前の血圧管理は糸球体内圧の上昇による腎障害の進行を防ぐのが目標であり、塩分制限といった食事療法や降圧剤の投与といったことがされる。 降圧剤はガイドラインではACE阻害薬やARBからはじめ、コントロール不良であったら、カルシウム拮抗薬や利尿薬を併用しシナジーを得るようにするように進められている。 カルシウム拮抗薬に比べて、その他の降圧薬は効果が出るのに時間がかかるので外来での内服開始後、1週間くらいでは効果が分からないことが多い。 降圧剤の選択に関しては腎機能が高度に障害されるとそれ相応の処方の仕方というものがある。 は輸入細動脈を拡張させる作用があり、ACE阻害薬やARBは輸出細動脈を拡張させ糸球体内圧を低下させ蛋白尿の減少を行う作用がある。 カルシウム拮抗薬は全体の血圧が下がれば悪影響はないと考えられているが、降圧効果不十分であると糸球体内圧を上げ腎障害を進行させるリスクがある。 そのためガイドラインでは腎障害時の降圧薬としてはACE阻害薬やARBが推奨されているが、これらの薬は一過性にGFRを低下させる作用もある(代償機能をブロックするため)。 そのため高度の腎障害の時に処方開始すると糸球体虚脱を起こすリスクがある。 腎不全が進行するとが低下するため体液量依存性の高血圧が生じる。 体液が貯留することで心拍出量が増加し心臓に負荷がかかるため、全身自己調節がはたらき、末梢の血管が収縮し全身の体液量を減らす方向に働く。 すなわち腎性高血圧は慢性期になると心拍出量は正常化している。 人工透析によくなるように調節することで末梢の血管は拡張し、血圧、体液量ともに正常化する。 このプロセスで安易に降圧薬を投与すると透析中の血圧が低下し、コントロール不良となる。 透析患者の高血圧 [ ] 透析中の患者はDWの設定や体重増加によって大きく異なる点が特徴である。 高血圧が進行したらDWが適正か再評価する。 起立性低血圧が起らないのが理想的だが、がある場合は、適正なDWでも起立性低血圧が起りえる。 体重増加の大きな原因は食塩の過量摂取ある。 それ以上の体重増加がある場合、透析中の合併症が起きやすく十分な除水が困難となることが多い。 用いる薬物療法としてはサイアザイド系利尿薬は効果がなく、ループ利尿薬もの副作用があり、尿量確保ができなければ用いるべきではない。 Ca拮抗薬は降圧効果が強く、透析が必要な末期腎不全では肝排泄性であるため好まれる。 また常用量で使用できる点も非専門医でも扱いやすいところである。 ARB、ACEIでは心臓のリモデリング作用に期待できるが、PAN透析膜使用中にアナフィラキシーが起ったという報告もある。 透析患者の不快な症状 [ ] 透析患者がよく訴える不快な症状として、皮膚の痒み、足のうらの違和感などがある。 漢方薬治療 透析患者の不快な症状の緩和に漢方薬が用いられることがある。 に対しては(しゃくやくかんぞうとう、ツムラ68番)が用いられる。 透析中に足がつる場合は透析前に服薬する。 皮膚の痒みには(とうきいんし、ツムラ86番)を用いる。 足の裏の違和感には(ごしゃじんきがん、ツムラ107番)が用いられる。 漢方薬服用時に飲水量が増えてしまうことがあるので注意が必要である。 諸注意 [ ] 長期透析患者は、主にビタミンD活性化障害のためになりやすい。 一方、リン酸排泄は低下するため、が上昇する。 低カルシウム血症および高リン酸血症の2つの刺激により、副甲状腺からの(副甲状腺ホルモン)分泌が亢進し、骨を壊す破骨細胞が活性化されると、骨からのカルシウム放出が増大する。 その結果、骨粗鬆症および異所性石灰化が起こりやすくなる。 異所性石灰化とは、骨ではない場所にリン酸カルシウム 骨の主成分 が沈着してしまうことである。 異所性石灰化は動脈硬化性病変の進行を促して、心血管系や脳血管系の障害発生を高める。 実際、透析患者の死亡原因では心血管・脳血管系の障害が上位を占めている。 透析に詳しい医師らは患者一人あたり年500万円を国が負担してくれる日本では、病院にとって透析を一旦始めると「儲かるビジネス」になっていると指摘している。 は透析専門に行う病院・大学病院などから患者を紹介料を払って買っている病院、造血剤を売るために医薬情報担当者に接待する製薬会社など「透析利権」を報道している。 高橋公太医師は日本では透析をすれば長生き出来る、腎臓が悪くなったらすぐ透析との誤解が信じられているが、長期間の透析は合併症も引き起こすために、20代で開始なら50-60歳で亡くなると明らかにしている。 高橋医師は日本ではの認知度が低く、など肉体的負担や経済的負担を考慮しても、腎移植の方が良いと述べている。 2016年に新村浩明医師も週間現代に対して、日本では腎移植が年間1,600で、アメリカ合衆国の1万8,000に対してかなり少ないなど移植医療の普及を訴えている。 出典 [ ]• 直樹, 風間. 週刊東洋経済プラス. 2019年3月6日閲覧。 現代ビジネス. 2019年3月6日閲覧。 東邦大学医療センター大森病院 腎センター• 大城吉則、与那覇博隆、謝花政秀 ほか、 日本透析療法学会雑誌 1993年 26巻 3号 p. 389-392, :• 林春幸、林秀樹、村田紀 ほか、 日本透析医学会雑誌 1997年 30巻 12号 p. 1363-1368, :• 本当に明日から使える漢方シリーズ2 フローチャート漢方薬治療 参考文献 [ ]• ジンゾーの透析療法の初歩• ワンポイントノートで学ぶ透析療法の基本• 標準腎臓病学• レジデントのための腎疾患診療マニュアル 外部リンク [ ]• :腹膜透析に関する詳細な説明。

次の

血液透析

血液 透析 と は

透析療法の基礎知識 血液透析実施の流れ 2016. 13 腎代替療法は、血清クレアチニン値を目安に検討 食欲低下やふらつきといった尿毒症症状が現れる段階に達すると、透析療法などの腎代替療法を検討する必要が出てきます。 すべての腎代替療法を比較検討して、治療法を選択 その際、一番重要なポイントとなるのは、治療法の選択です。 透析療法といっても、血液透析(HD)のほかに血液濾過透析(HDF)や腹膜透析(PD)がありますし、さらには透析以外の腎代替療法である腎移植(TX)も重要な選択肢となります。 治療は、すべての腎代替療法を提供している病院やクリニックで受けるのが理想ですが、少なくとも、すべての情報を提供してくれる病院やクリニックで相談することが望まれます。 血液透析を始める前にシャントを作製 HDやHDFでは、バスキュラーアクセス(シャント:図)が必須となり、血液透析導入前に作製することが推奨されています。 図:シャントの作製 ただし、都道府県によっては、保険の問題から導入時期近くにシャントの手術をしなければいけないというルールを設けているケースもあるようです。 シャントがあれば、いつでも透析療法が可能です。 また、シャントがない場合でも、カテーテルなどを使用して、緊急で透析療法を受けることも可能です。 血液透析は4時間・週3回が一般的 人間の腎臓は、24時間、年がら年中動いています。 しかし、血液透析は年がら年中24時間受けられる治療ではなく、間歇的な治療です。 一般的には、週に3回、1回の治療が4時間程度(たとえば月水金の午前など)で行われています。 透析施設での流れ 準備から帰宅まで 透析施設に行くと、まずパジャマなどに着替え、シャント腕の手洗いを行います。 入室前に体重計に乗り、どの程度体重が増えたかをチェックします(尿が出にくいので、水分を取りすぎると全部体重として跳ね返ってきます)。 その後、決められたベッドに行き、安静にして血圧などを測定します。 順番が回ってくると、透析治療のための太い針を2本(脱血側と送血側)さしてもらい、透析装置のポンプを回して治療開始です。 前回の透析治療終了時の体重に戻るよう、機械で余分な水を引いてもらいますが、急激に水を引くと血圧が下がったりしますので、注意が必要です。 4時間ベッドにいると、老廃物は来院時の1/3以下に除去されます。 針を抜いて止血できれば、体重を測定して治療は終了です(図)。

次の